MAIN バングルとチョーカー カイとクリアは氷の湖の中心にいた。 焚き火をしようにも、氷が溶けてはいけないので火は出せない。 カイ「ってか寒くないか?」 クリア「寒いねぇー…」 しばらく沈黙が続く。 その後、カイが口を開いた。 カイ「・・・ユオとクロゥは何処に行ったんだ?」 クリア「・・・あ、アダマンタイトを作りに行くって言ってた よ?」 カイ「・・・あいつ等は元気だな・・」 クリア「うん・・・というか眠いっ…ZZzz」 カイ「寝るなー!寝たら死ぬぞー!」 ユオ「死なないよ!そんなに寒くないし!」 ユオとクロゥが戻ってきた。 見ると、クロゥは左腕にバングルのようなものをつけている。 バングルには中心部分に黒い石がついていた。 クロゥ「いや…充分寒いだろ・・ 過去は寒かったからお前が慣れてるだけだっつの。 はぁ・・なんか上着持って来れば良かった…」 ユオ「とりあえず!クロゥの能力は…あぁ…うん…」 クロゥ「?・・なんだよ?」 ユオ「覚醒するの早いなー…!もうレベル5だ… 能力は!極力的なチカラだね…こわっ!」 クロゥ「何か?」 ユオ「凶暴なのが更に凶暴になっちゃうね?って言ってるの・・・」 クロゥ「今の俺を怒らせない方がいいんじゃねぇのか?w」 ユオ「・・・チカラを使いこなすのには時間がかかるんだよ♪ 僕だって使えるようになるのに2ヶ月かかったし・・」 ・・・どごぉぉぉん。瞬間、ユオが吹っ飛んだ。 ・・・・・・クロゥが軽く腹をパンチしただけで。 クロゥ「・・・俺を誰だと思ってる?」 カイ「・・・すげぇ・・・!」 そういえば・・赤結晶石を使ったとき、ビトが言っていた。 ビト“な…馬鹿な・・これはある程度の素質が無いと出来ないはず…!” つまりクロゥには素質がある、ということだろう。 カイが思考を巡らせているうちに、ユオが戻ってきた。 ユオ「・・・僕を殺す気・・・?」 クロゥ「まーな?ちなみに!クリアのも作ってみました♪」 クロゥはポケットから灰色の石がついたチョーカーを出し、 寝ているクリアに取り付ける。 ・・・すると灰色だった石が黄色へと変化した。 クリア「ん…何?」 ユオ「能力は・・・治癒力増加。 やっぱ付けた本人に合わせた色・能力になるんだ… ってかクリア回復してくれない?」 クリア「よくわかんないけど了解!」 その後他愛もない話をしながら時を待った。 そしてもうすぐ朝になる時・・・ ガガガッ…ザザーッ。なんと氷が割れ下に洞窟が出てきた。 カイ「うわっ!?」 ユオ「何かまだ早い気がするけど・・まぁいいか!」 クロゥ「んじゃぁ入ろう!」 そして4人は洞窟に入って行った。 ――未知なる場所へと進む。聖獣と契約し、シャオ達を止める為に―― ←back next→ [戻る] |