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アクアケイブ


一行は船から降り、聖獣の居るといわれる場所へと向かっていた。


カイ「や、やっと降りれた…」


カイはぐったり疲れ果てつつゆっくりと歩いている。


クロゥ「大丈夫か…?そんなに辛いとは思わなかった…」


クリア「カイ、船酔いするようには見えないけどなぁ・・・?」


カイ「辛いも何もない!何!?あの薬!

飲んだらいきなり耳の奥が痛くなるし…」


そう言って、ユオを睨みつけた。


ユオ「あぁ…あれ?耳の奥の平衡感覚を麻痺させたの…」


カイ「えっ!?ちょ、ちょっとそんなの飲んでも平気なの?死なない?」


クリア「カイ死んじゃうのー!?」


ユオ「うーん多分大丈夫!」


カイ「多分って…」


クロゥ「大丈夫だよ!

大体船酔いとかってのは耳の三半規管と脳の感覚が違うものになって

混乱しちまうわけだからさ・・・

どっちかを麻痺させれば平気になるもんなんだよ!

ただ・・・これは薬草だけで作った薬だからさ、

あんまり副作用が抑えられないんだと思う・・・

だから人によっては痛くなっちまうわけさ。

ま、命に別状はない!俺も飲んだけど平気だったぜ?」


クリア「な、なんかクロゥすごいね・・・!?」


ユオ「完璧な理論だね・・副作用か・・考えなかったな・・。」


クロゥ「長くしゃべるのは疲れるな・・・。」


カイ「?よくわかんない・・まぁ死なないならいいか・・・。」


クロゥ「いいのかよ・・・。」


ユオ「あ、着いたよ?聖獣のいる場所…アクアケイブ!」


クロゥ「・・・速くないか?」


クリア「もう着いたのー?」


ユオ「でも入れないんだよねー…

名前は訳すと水の洞窟なのに洞窟なんて何処にもないし…

本によると「水の中心にて一晩過ごせ」

って書いてあるんだけど…んー…」


クロゥ「・・・ちょっと待て・・それって水を…」


ユオ「・・!!」


ユオ、クロゥ「氷で凍らせてそこに1日いろって事か!」


ユオ「よーし!それなら…いでよ!全てを凍らす白銀の世界…ブリザード!」


雪が湖の水を包んだかと思うと、一瞬でその場所は氷の湖と化した。


カイ「なんか2人でどんどん話が進んでいくな・・?」


クリア「ホントだねぇ〜・・・・」


ユオ「そうかなぁ・・・?」


カイ「まぁよし!とりあえず今日はここで野宿だ!」


クロゥ「・・・寒くねぇ?」



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