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船旅


4人は借りた船に乗りクィルの町へと向かっていた。


クロゥ「やっぱ船は速いなー!」


甲板に片足をかけて言うクロゥはまるで海兵・・というか海賊。


ユオ「そうかな…?なんか僕の時代の船より遅くなった気が…」


クリア「…昔はアダマンタイト使ってたんでしょ?」


ユオ「え、この船使ってないの?」


今の言葉にクロゥとクリアは呆れた。


クロゥ「そりゃ使ってないだろうよ・・・」


クリア「今の時代は作れる人は多分いなくなってるし…」


ユオ「あんな簡単なのにな…」


クロゥ「そうだよねー!ってそーいえば俺のアダマンタイトはいつ作るんだ?」


ユオ「材料ねー…あとレッドクリスタルさえあれば…」


クロゥ「レッドクリスタル・・・赤結晶石か。これじゃ駄目なのか?」


クロゥはポケットから脱獄の際に使った赤結晶石をだした。


ユオ「ん?あっ!これでいいんだよ!後で作ってあげるよ…」


クロゥ「マジで?やったー!」


そんなことを言っている間、カイは船尾の方で真っ青な顔をしていた。


カイ「・・・うっ・・・」


クロゥ「・・・あっ!カイやっぱり船酔いか…w」


カイ「ちょっと…いって来る…」


クリア「何処に?」


カイ「だ、だから・・・」


クロゥ「ここは船の上だぜ?」


カイ「・・・」


ユオ「これ飲めば?」


ユオはカイに何か赤い
丸薬を渡した。


カイ「何…これ?」


ユオ「酔い止め薬!」


カイ「あぁ…もらっとくよ…」


クリア「あれ?あんなのあったっけ?」


ユオ「さっき僕が作ったの!いい薬草があったので…」


クロゥ「え、後で調合方教えて!作るから!」


ユオ「別にいいよ?」


そうして船はクィルの町についた…




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