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未来へ還る
目を開けると、そこには草原が広がっていた。
カイ「ここは…どこだ?」
クロゥ「ここは・・・セントの町のはずれだろーね。」
カイ「なんでわかるんだよ?」
クロゥ「ここで修行した覚えがあるからさ・・ほら。俺が斧で切りつけた跡。」
クロゥの指差す方を見る。
するとそこには、傷だらけで辛うじて立っている木があった。
カイ「・・・すげー・・;」
クロゥ「だろ?w・・・あ。ユオ達あっちにいる!」
ユオ「うわっ…雪無い!ってか暑っ!!」
クリア「暑いかなぁ・・?」
ユオ「未来ってこうなってるんだ…へぇーっ!」
クロゥ「おーい、そこで感心してる奴ー」
ユオ「んー何?」
カイ「これからどーするんだよ?」
ユオ「僕は未来につい
てはあんまり知らないからなぁ?」
クリア「じゃあこの町案内ってことで!」
クロゥ「とりあえず近くだしセント大学に行くか…」
4人はセント大学に行った。
ユオ「うわっ!本だ!最近のかなー?見たいなー!ちょっといい?」
カイ「べ、別にいいけど・・」
ユオ「やったー!」
ユオは持っていたリュックを落とした。
ユオ「よーしっ!全部見るか!」
クロゥ「頑張ってね…っておい!」
ユオ「へ?何?」
クロゥ「何日かかるんだよ!」
ユオ「一週間以内には全て見るつもりだけど?」
カイ「はい?ビト達探さなきゃ!」
ユオ「あー…そんなの後々!今はこれ!」
クリア「そういうもんなの?」
ユオ「そういうもんなの!それじゃあクリア手伝って!
読みたい本探すのに時間かかるから…」
クリア「えぇ!?仕方ないなぁ・・はいはい…」
カイ「…俺達は何してる…?」
クロゥ「〜♪そういえば良い事思い付いた♪一緒来て!」
カイ「嫌な予感…」
そして一週間後…
ユオ「さて…やっと終わった終わったと…
クリア!寝てて良いよ?こっちはカイ達探して来るから…」
クリア「ふぁーい…」
そう言われたクリアは3秒かからず眠りについた。
ユオ「寝るの早っ!まぁいっか・・」
ユオは2人を探しに向かった。
カイ「おーい…」
ユオ「?何か聞こえた気が…」
カイ「ここだよー…」
カイは袋の山の中にい
た…
ユオ「んなっ!何やってんの?馬鹿?」
カイ「ち、違うんだ…」
「パタッ」カイは倒れた。
ユオ「カイ!?・・は…何か気配が…」
クロゥ「ユオー?荷物持ってくれるー?」
ユオ「いや…無理です…」
クロゥ「あ、そう…じゃあカイ…早く運んでくれよ!」
カイ「はいぃ…」
ユオ「(少し哀れだけどまぁしかたないか…
僕に被害が及んだら困るし)
と、とりあえず宿屋にいてね…これから作戦会議始めますので…」
クロゥ「了解しました。にしても賢明な判断ですねw」
ユオ「・・・・!ま、まぁね・・・」
ユオは冷や汗が流れるのを感じながら、クリアを起こすと言って図書館に逃げたのだった。
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