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物資保管所
ユオが物資保管所に入ってから5分ぐらいたった頃のことだった。


ユオ「あれ??・・・おーいみんなー!!」


中からユオの呼ぶ声がする。


カイ「どしたー?」


ユオ「ちょっと来てー!」


言われたとおり中に入ると、奥の方でユオが手招きしていた。


ユオの居る場所まで最初に辿りついたビトが尋ねる。


ビト「・・・で、どうした?」


ユオ「……工具が無い…」


クロゥ「なんで?」


ユオ「さぁ・・?昨日までここにあったんだけど…」


ビト「まさか!!あいつらが…」


クリア「その工具って何なの?」


ユオ「えーっと…ドライバーにスパナにはさみに…」


クロゥ「あ!それ全部持ってるわ!」


カイ「(なんでそんな物持ってるんだよ・・・?)」


ビト「(スパナという物は使い方によっては凶器になり得るぞ・・


やはり危険人物だな・・)」


クロゥ「カイ・・そんなに殺されたいのかな♪」


ゲシッ。クロゥの回し蹴りが、カイの腹部にクリティカルヒットした。


カイ「グハッ!・・・・ごめん・・なさい・・・」


クロゥ「さて、逃げようとしても無駄だよ、ビト♪まだ殺され足りないようだねぇ?」


ビト「いや僕は決してそんなことは・・・」


カコーン。今度はかかと落としが、ビトの後頭部へ。


ビト「・・・・・大変申し訳なかった・・」


ユオ「そいでさー・・その工具貸して!」


クロゥ「あ、別にいいよ?」


クリア「はぁ・・2人ともいちいち悪口を考えるからだよ・・・;」


クリアはカイを、クロゥはビトを引きずり


保管所内にある作業所のような場所へと向かった。


そして1時間後…


ユオが歓声をあげる。


ユオ「よぉーし!完成!!」


その声に、皆が集まってきた。


カイ「なんか…予想と違う…小さくない?」


ユオ「仕方ないでしょ?超小型速射式収束レーザー砲なんだもん!


まぁ2mあるけど…」


クリア「十分大きいと思うけどなぁ・・。」


クロゥ「威力はどんくらい?ビルの数で…」


ユオ「一発で…5つ…かな?エネルギーもいらないし…」


ビト「なかなかの威力ではないか。」


クリア「なんでエネルギーいらないの?」


ユオ「僕のアダマンタイトを使うからだよ…一応魔術なんだ!」


クリア「へぇーっ?そーなんだ…」


ユオ「さぁーって!では軍に戻るとしますか!」


クロゥ「・・・・・。(大丈夫なのかよ・・?)」


ビト「・・・」


カイ「(ここまで何も起こってない…いつ攻撃してくるんだ…?


それが分かるまで警戒しなきゃな…)」



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あきゅろす。
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