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マイキャラ語り
フーレン
ソード・ワールドでのキャラクター。
私が初めてTRPGに参加した時のキャラです。

TRPGを何かで知って興味を持った友人が地元で開催されたコンベンションに誘ってくれ、参加する事が出来ました(それまではなかなか一歩踏み出せなかった…)。
コンベンションという事で様々なシステムの卓がたっていたのですが、当時知っていたのが『ソード・ワールド』のみだったので、そちらの卓に参加させて頂く事に。
全くの初心者だったのに、快く迎えて下さったGMさんや他の参加者さんにはとても感謝しています。お陰さまで今でもTRPG大好きです。

その時のキャラはドワーフの女の子で、戦の神マイリーの神官戦士。友人はハーフエルフの精霊使いで、『冒険者になった当初からコンビで行動している』という設定にしました。


シナリオは酒場でうだうだ過ごしていた一行の元にマトーヤと名乗る若い魔術師が訪ねてきた所から始まりました。
彼女が言うにはこの街の近くの山には昔から多くの流星が降り、一部が願いを叶える『星の欠片』として残っているとか。
学舎の卒業課題としてその『星の欠片』の研究を選んだ彼女は、欠片を採集する為の護衛を探して一行に声をかけてきたのでした。
暇をもて余していた一行は彼女の依頼を受ける事にし、山へと向かいました。
途中、大蛇や熊といった獣に遭遇しましたが協力して退け(熊を杖で殴ろうとした相棒に肝を冷やしながら)『星の欠片』が眠る場所を探します。
マトーヤも正確な場所を知っている訳ではなかった為、半ば山狩りのような状態に。そんな中で、傷だらけで山中をさ迷う1人の少年に出会いました。獣に襲われていた彼を救い『何故こんな危険な場所にいるのか』と問い質すと、彼は『怪我をした天使さまを助ける為に星の欠片を探している』と答えます。彼の話はいまいち要領を得ませんでしたが、『怪我人がいるのなら我々が力になれるかも』と申し出てその怪我人の元へ案内してもらう事にしました。
少年が隠れ家にしていた山小屋に行くと、そこには片方の翼を失い瀕死の重傷を負ったフェザーフォルクの女性が。彼女の翼を見て少年は『天使だ』と思ったのでしょう。
少年は天使を独り占めしたくて大人に知らせずに星の欠片を探しに出たようでしたが、天使でなくてもフェザーフォルクも充分見せ物にされかねない希少種族です。今回は少年の判断が吉と出たようでしたが、危険な事に変わりはありません。一行は少年に『今度はちゃんと大人に相談するように』とお説教をしてから女性の治療にかかりました。
『キュアー・ウーンズ』の魔法で大体の傷は癒す事が出来、彼女は命をとりとめましたが失われた翼はどうにもなりませんでした。『やはりこれは星の欠片を手にいれないといけないか?』という事になり渋るマトーヤを説き伏せて少年も仲間に加え、再び星の欠片の探索に向かう事に。
その途中、今度は獣ではなく別の冒険者一行と遭遇しました。冒険者を率いていたのは何とマトーヤのライバル。学舎で幾度となく衝突を繰り返した2人は卒業課題でまで同じテーマを選んでいたようです。
「あなただけには負ける訳にはいかないのよ!」といきり立つライバルに、マトーヤの方も思い切りヒートアップ。2人はお互いに罵り合いながら冒険者を置き去りに山中を突き進んで行きました。放置された冒険者は呆気にとられながらもとりあえずそれぞれの雇い主を追いかける事に。
魔術師たちを追っていくと、山頂近くにクレーターのような場所を発見しました。しかもその中心には淡く光を放つ『星の欠片』が。
魔術師たちはお互いに所有権を主張し、激しく争います。そして雇われた冒険者同士も戦う事に。
隙をみてリーダーが少年に指示を出し、少年が欠片に向かって走ります。それを見た魔術師たちも我先にと手を伸ばしましたが…。
星の欠片が選んだのは最も純粋な願いを持った者。『怪我をした天使を救いたい』と願った少年でした。
星の欠片が山小屋の方へ飛び去り、代わりに少年が助けようとした女性が空から舞い降りてきました。
傷は完全に癒え、その背には一対の純白の翼。そして星の欠片に似た淡い光を纏う彼女の頭上には光の輪が輝いています。
『ホントに天使だったのか!』と驚く一行に微笑みかけ、少年の頬に口付けすると彼女は天へと帰って行きました。
魔術師たちも争いを止め、その姿を見送ります。そんな一行の前に雪のように白い羽根が一枚、はらはらと舞い落ちてきました。
一行は羽根を少年に渡すと、茫然自失状態のマトーヤに『街へ帰ろう』と促しました。もう一組の冒険者も似たような状態の魔術師を連れ、下山する事に。争う理由がなくなった冒険者は互いに謝罪し、打ち解け合う事が出来ました。
少年を家まで送り、街に帰ってきた一行は魔術師たちを『別のテーマ探せば良いじゃん!』と励まして(?)無事に戻れた祝杯をあげたのでした。
そしてそれからしばらくの間、街の夜空を沢山の流れ星が彩ったということです。


こんな感じのお話でした。完全には覚えていないのですが、童話風の優しいストーリーだったと記憶しています。

この時もう1つ印象に残っているのは、とにかくプレイヤーが多かった事。確か最終的に10人まで増えていたはずです。大体4〜6人くらいでプレイするものだと思っていたので驚きました。あれだけの人数(しかもうち2人は初心者)をさばいたGMさんは本当に凄いと思います。

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あきゅろす。
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