マイキャラ語り
カトリーナ
Ｄ＆Ｄのキャラクター。
普段戦士系のキャラを作る時はがっちがちの鎧を着こんで大剣を振るうキャラが好きなのですが、この時作ったのは珍しくレイピアを使う軽戦士でした。
この時のシナリオはホームタウンで起こった連続殺人事件を追う、というシティアドベンチャーでした。
被害者は全員剣で斬りつけられた挙げ句、その傷口には火で炙られたような痕が。
また聞き込みの結果見つけた目撃者の証言では犯人は『金属鎧を着込んだ男で、燃え盛る剣を振りかざしていた』との事。
そこから犯人は『魔法剣を所持した戦士』だろうと推測し、対策をたてました。
そして使われていない空き倉庫に犯人を誘き寄せ、対決する事に。
しかしその推測は大外れだったのです。
『戦士１人なら』と一ヶ所に固まっていた一行に強力な範囲魔法が撃ち込まれ、瞬く間に壊滅状態に。
何と相手は『魔法剣を所持した戦士』ではなく『鎧を着ても大丈夫な魔法使い』だったのです。
結局カトリーナ達は犯人に一太刀も浴びせる事なく、なす術もないまま全滅。殺人鬼『パイロマニア』の犠牲者の仲間入りをしてしまったのでした（他の仲間はＨＰがマイナスに突入してしまい、ほぼ即死状態。カトリーナはＨＰぴったり０だったため何とか気絶で済み、燃える倉庫からは脱出する事が出来ました）。ウィルマの悪夢再び…。
救護所で傷を癒やしたカトリーナは仲間の仇をとる事を誓い、殺人犯フィースを追う旅に出るのでした。
これは確かキャンペーンではなく単発セッションのはずだったのですが、結局犯人を取り逃がしてしまったのでＧＭが続編を作ってくれました。
復讐者となったカトリーナはそのまま続投。他のメンバーはキャラを作り直して参戦しました。
仲間を全て失ってから２年。カトリーナは殺人犯フィースを追い続けていました。
挑んでは返り討ち、を繰り返していたカトリーナは『今度こそ決着を！』と意気込んでフリーポートという港町に向かいます。
そして情報収集をしようと立ち寄った店で『街を飲み込もうとする暗き炎』という言葉を耳にしました。
話しているのはペイロアの神官。
どうやら神託を受け、街を守るために動いているようです。
カトリーナは彼らに事情を話し、協力を仰ぐ事にしました。
彼らが話していた『暗き炎』はおそらくフィース、そして『道を外れようとしている剣士』は自分のようですし。
情報収集を続けていくうちに町外れの廃墟（ポータルが暴走して壊滅、立ち入り禁止になっている区域）に入っていくフィースらしき『赤毛の男を見た』という情報を得る事が出来、行き先は決まりましたがどうやら入り口を壊されてしまった模様。
仕方なく下水道を通って目的地を目指す事になりました。
罠やモンスターを退けてたどり着いた遺跡の奥で、ポータルの力を使って炎の次元界を地上に呼び込もうとしていたフィースを発見。ラストバトルへ突入しました。
…が、平和的解決を望む魔術師・ラピスさんの『チャーム・パースン』によって双方渋々ながら武器を収め、あっさりバトル終了。
ひとまず装置は止めておき、『チャーム・パースン』の効果で一応話を聞いてくれる状態になったフィースを連れて街へ戻り、説得する事に。
ですが、街にはフィースを改心させられるほど徳の高い神官はおらず、善と悪では話は平行線を辿るばかり…。
そこで『復讐者であるカトリーナが説得を成功させればフィースの性格を変えられる』という特別ルールが登場、フィースの説得はカトリーナに委ねられました。
遺跡に向かう道すがら、ずっとペイロアの神官＆信者に『復讐はいけない』と諭され続けたカトリーナ。
たどたどしい説得ではありましたが何とか判定を成功させました。
多少性格が改まったフィースは『お前の言葉が真実かどうか見張らせてもらう』と宣言し、カトリーナの同行者となったのでした。
というところでシナリオは終了。
『ラストバトル無し』という地味な感じではありましたが、双方共に犠牲者も無しなので最終的にはハッピーエンドと言える形になったのではないかと思います。
ただ、キャラメイクの段階で振り上げた拳は行き場を失ってしまいましたが（ペイロアの神官＆信者の魔術師の２人以外は戦う気満々だったので）。
カトリーナがフィースに追い付いた時どうしたいのか、はプレイ中ずっと考え続けていました。
何十人も殺している殺人鬼で、仲間の仇。
ですが怒りに任せて殺してしまえばフィースと変わらない。
改心の可能性があるのなら、と説得に回りましたがこれが正解なのかは未だに分かりません。
ウィルマとカトリーナ、Ｄ＆Ｄのセッションで２度も全滅・１人生還を繰り返してしまったので、この後しばらく『１人だけ生きて帰るヤツ』のレッテルがくっついて回りました。
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