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只ひたすらに君を…
7
「あんみつとーーー」
「……うどんをひとつ」
俺は甘いものが苦手だ。
普通こういう場所では平助みたいなものを頼むのだが、苦手なものは仕方ない。
それにお品書きに“うどん”とあるんだ、問題はない。
ただ
「うどん……」
注文を受け取った女は、少々信じられないというような顔をしていたが。
「斎藤さん、斎藤さんにとって……水月ちゃんって、どんな子ですか?」
目を輝かせてそう聞いてきた。
「水月?そうだな」
俺にとって水月はーーー……
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