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D.C.U〜ダ・カーポU〜オリジナルストーリー
会いたかった人
「ほんとだ、ほんとにまひるが帰ってきてる…。」

不意に私の後ろから懐かしい声が聞こえました。

「だから言ったでしょ。まひるは必ずここに来てくれるって。」

そして私が一番聞きたかった声が聞こえました。
振り返った私の目の前にいたのは先輩とミキちゃんでした。

「やっほ〜、まひる。久しぶりだね。元気してた?
あっ、元気してた?はおかしいか…。ははは。」

ミキちゃんの明るい声がそれまで私を覆っていた淋しさを吹き飛ばしてくれました。

「ミ、ミキちゃん、一応私は幽霊なんだよ。あはは。
でも会いに来てくれてありがとう。」

「えぇ〜とね、実は今日桜内クンに誘われたんだ。まひるに会いにいきましょうってね。」

先輩とミキちゃんは今年の3月卒パの時に出会ったらしく、それからよく連絡を取り合っていたそうです。

そして今回の迎え火を企画したのも先輩だそうです。

「まひるのことをいつまでも大事に想ってくれているなんて、桜内クンは本当に素敵な彼氏だよね。」

ミキちゃんは嬉しそうに私と先輩を見てはニヤけています。
そうなんです、ミキちゃんは先輩を私の理想の彼氏さんと認めてくれたんです。

私はすごく嬉しくなりました。
だって先輩が私のことを忘れないでいてくれて、しかも親友のミキちゃんが私の自慢の彼氏を認めてくれているんですから。

「先輩、ありがとうございます。凄く嬉しいです。例えるなら1枚だと思っていたソースせんべいが実は2枚だったときくらいに嬉しいです。」

私は今の気持ちを素直に先輩に伝えました。

「俺もまひるにはまた会いたかったから。」

そんな先輩の言葉が凄く嬉しかったのですが、私も先輩の彼女としては気になることを聞かずにはいられませんでした。

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あきゅろす。
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