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D.C.U〜ダ・カーポU〜オリジナルストーリー
2月14日
2月14日
それは女の子にとって
とても大切な日。

大好きな人にチョコと一緒に「好きです」という気持ちを伝える日。

私も今年こそは大好きな人桜内義之にチョコを渡したい、そしてこの想いを伝えたい。

幸い今年はこの大切な日が月曜とあって、昨日のうちに準備は万端なんだけど…
やっぱりいざ当日となると義之にどう渡せばいいのかが分からない。

だって義之の周りにはいつもかわいい女の子がたくさんいるんだもん…。

今朝もいつも通りにななかや渉クンと一緒に登校しながらも、頭の中は義之にどうやって渡すかを考えばかり。

ちなみに渉クンには義理とはいえ、ちゃんとチョコをあげたら大喜びしてくれた。義之も渉クンみたいに大喜びしてくれるかな?

そんなことを考えていたらななかが不意に私の顔をのぞいてきた。

「あれれ〜小恋、どうしたの?
さては愛しの義之クンにどうやってチョコを渡すか悩んでるのかな〜?」

「えっ?そ、そんなんじゃないよ〜」

ななかはいつも鋭い。でも考えてみたら、ななかも義之にチョコをあげるんだろうな。
そんな心配をしていたら、目の前に義之がいた。いつも通り音姫先輩と由夢ちゃんと一緒だ。

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あきゅろす。
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