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大好きだったあなた

こっちを見てよ


「光、こっちにこい」


そんな優しい声で呼ばないで


「本当に光は可愛いな。
早く俺のもんになれよ。」


そんな優しい手つきで触れないで

優しい眼差しで見つめないで

僕にそんな優しさを向けてくれたことなんてあった?


「光、愛してる。」


愛を..
僕以外に囁かないでっ



浮気性な僕の彼

彼が僕だけを見てくれるように
時期外れにやってきた奇妙な
転校生に興味をそそられる
『フリ』をした

けれど彼は僕にじゃなくて
奇妙な転校生に興味を抱いてしまった

そしていつのまにか
彼は転校生に本気で
恋をしてしまったようだった..

恋人だったはずの僕は
恋敵として彼からも
生徒会の仲間だったはずの
皆からも邪険に扱われている

自業自得だよね

なんの罪もない転校生くんを
利用しようとしたんだから


ははっ
僕はなんて滑稽なんだろう

こんなんだから誰にも
愛してもらえないんだ

けどそれもこれでおわり

このまま一人なんて
寂し過ぎるから
今日をもってぼく、
長谷川秀はこの世から
消えまーす


ああ



腐って虫がたかるように
なる前には発見してほしいな

むりかな

でもクラスメートの子達なら
不審に思ってくれるかも

僕ってばものっそい
真面目な生徒だったから
無断欠席が続けば
様子くらい見に来てくれるかも

なるべく早く見つけてね!

っていう身勝手な
お願いをつぶやいて

僕は手首に剃刀を当てた



ばいばい
大好きだったよ
愛しい愛しいあきら



end




あとがき
えー
どーも管理人のこっちんです。
こんな拙い文章を読んで頂きありがとうございます(^O^)

王道転校生←会長×副会長
ってとこですかね

初めて書いた小説なのに
大分暗い雰囲気になってしまいました(汗

しかもなんだかごちゃごちゃしてて話がまとまってないですね..

これからも精進していくのでお付き合いいただけたら幸いです。

ありがとうございました


2010.12.08

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