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05:(最後まで信じなさい)
幼い頃、父はあたしに
お金じゃ買えない
大切なモノ───
たくさんくれた…
そして、口癖のように
言い聞かされた言葉がある
人は一人じゃ生きていけない
誰かと支え合って
助け合って生きるものだ、と
幼いあたしは首を傾げて
まだ言葉の意味を
理解できていなかった
そんなあたしに、父は
笑顔でこう言った──
¨最後まで信じなさい¨と
誰も信じなくなったら
その人はこの世から
光を失うことになるから─
ねぇ、お父さん───
あたしは今、何を
信じたらいいの──?
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