02
「起こしてから、イチャイチャしないで下さいよ」
ここで釘を刺しておかないと絶対するんですよねこの夫婦は
「わかってるわよーハート
朱里ちゃんに早く私のご飯食べてもらいたいものぉ」
胸の前でパンッと両手をあわせ、少し体をくねらせながら言う真智は歳を感じさせないほど、可愛らしい
そうです母さん
俺は早く母さんの作ったご飯が食べたいんです、あの人を起こすのは少し…いや、だいぶ嫌ですけど、ご飯のためですね
「はい、早く食べたいです」
自分の意思を伝えると湘里の部屋に向かうため階段に向かう
後ろの方で「まぁ、嬉しい事言ってくれるじゃない♪」と弾んだ声が聞こえた
そして、、、、
「湘里を起こすのにも朱里ちゃんのおはようのチューがあれば一発よ!」と言う声も
後者は聞かなかったことにしましょうか
はぁ、今日は普通に起きてくれるといいのですが…
何度目かわからないため息をしつつ、今日も出来たてのご飯を食べるために、湘里の部屋へ向かった
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