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好きなものに対する情熱はすごい

コンコン……
無駄に大きいドアをノックする
心なしか聞こえるようノックは少し強めにした

「どうぞ」

透き通るような、けれど男らしい声が返事をする

聞こえるんですね、よかったです
と思いながら許可を得たので入っていく

ガチャ「失礼します」と落ち着いたトーンでしかしはっきりといってから入る

すると………そこには

書類に目を通し、背もたれの長い椅子に優雅にもたれ、少し眉間に皺を寄せながら難しい面持ちで仕事をしていた男が、

横目で朱里の事を確認するや否や、ぱぁっと少年のように目を輝かせ先ほどまでの出来る男だった雰囲気ややけに整っている顔をふにゃりと崩し、、、





「朱里たーーーーーーん!!!」

両手を広げ、書類なんて気にせず宙に舞い散らかし走ってくるこの男

ほんと、元気そうで何よりです(真顔)


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