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イナズマイレブンGO〜another〜
闇巻の実力
闇巻は天馬と共に河川敷に来ていた。

「行くぞ!闇巻!」

「来い!天馬君!」

天馬がドリブルを仕掛けて来た。闇巻は取りに行ったが簡単に交わされてしまう。

「どう?なんか思い出した?」

「うーん、全然・・・。ボールを奪おうとするイメージと体の動きが一致しないんだ・・・」

「じゃあ、何も考えないで動いてみたらいいんじゃない?」

闇巻は頷いて、元の位置に戻った。

「行くよ!」

再び、天馬がドリブルで闇巻に突っ込んで来た。今度はすれ違い様に闇巻がボールを奪った。

「奪えた・・・!」

「すごい!すごいよ!闇巻!」

興奮して天馬が近寄ってくる。

「天馬君のおかげだよ!ありがとう!・・・天馬君、学校は?」

「あー!!忘れてた!じゃあ、また後でね!木枯らし荘の場所分かるよね?」

「大丈夫だよ」

行ってらっしゃい。闇巻は手を振って天馬を見送った。

天馬が遠くに行ったのを確認すると、闇巻はボールを高く蹴り上げた。

「ダークトルネード!!」

黒炎に包まれたボールがゴールに突き刺さった。

「やっぱり体が反応するな・・・。よし!もう一回!」


天馬side・・・


「良かった〜!ギリギリセーフ!」

なんとかHR直前に教室に滑り込む事ができた。

「天馬、また朝練やってたの?」

葵が呆れながら話しかけてくる。

「そうだよ。闇巻と一緒にね」

「闇巻って昨日の子?やっぱり上手いの?」

「すごいやつだよ!それにね―――」

天馬の話を遮るようにチャイムが鳴った。



再び、闇巻side

「秋さん、ただいま」

「闇巻君、お帰りなさい。ちょうど話があったの」

「?」

そう言われて食卓について行くとダンボール箱が置いてあった。

「これ、匿名で闇巻君宛だったの」

「ちょっと開けてみます」

闇巻は自分の手がかりになるものじゃないかと思い、期待しながら開けた。中には・・・

「これは・・・」

そこには雷門中の制服やジャージ。教材などが入っていた。

「手紙・・・?」

『君には是非、雷門中に入ってもらいたい。学費などは全てこちらで払わせていただく。既に転校届も出している。その代わり、雷門中に入ったらサッカー部に入部していただきたい』

そう書かれていた。

「闇巻君、どうする?」

「行きますよ。タダで学校行けて、サッカーも出来るならやるしかないですよ!」

こうして闇巻の雷門への転校が決まった。


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