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とあるAさんとBさんの日常






 「…なあなあ、ひろ、ひーろ、」

 「んー…、」

 「なあひろってばー。本よりこっち見てよー。ひーろー、」

 「あー…はいはい、なーに」

 「ひろーっ!今日は何の日でしょーかっ?」

 「…んー、あー、バナナの日ー?」

 「え、あ、バナナ?!いやそんな破廉恥な日なの今日?!ひろが俺のバナナ…俺のバナナをひろが………」

 「なあにブツブツ変態な妄想してんのー。バカでしょー」

 「え、いや、ち、違うんだよひろっ!そうじゃなくて!」

 「そうじゃなくてぇー?」

 「そ、そうじゃなくてそのっ、」

 「何さもうー、」

 「あ、え、っと。……本当に、分かんない、のっ、??」

 「んー、判んないねー」

 「そ、そんなあー‥‥」

 「…」

 「ぐすっ。きょっ今日はさっ、今日はさっ、今日は‥‥やっと、やっとひろと付き合えた一周年記念日なのにぃー‥っ」

 「………はあ、知ってるよ、そんなこと。ほら泣かないでよ恭一。折角のイケメンが台無しだよ恭一」

 「ほああああっ………ひーろーおおぉっ!」





勢い余って抱き着いた恭一くんを優しい目で見ながら抱き締める、ひろくんでした。
ひろくんのが身長ちっさいけど。







―願わくば、何年もこの日を、君と一緒に。


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あきゅろす。
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