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BASARA
着ぐるみ事件〜その六〜
「Teddy、I'm home」







あちゃ〜、遂に帰って来てしまったよ……。
俺様、今すぐここから逃げ出したい!!








「teddy?」







まずいっっっ!!
ばれたか?
旦那逃げないとヤバいよっ!!






……って、なんでそんな満面な笑みで竜の旦那見つめてんのっっ!!








「本当にteddyか?」







万事休す!!!








「Wow、that's great!!
凄いな、teddy。大きくなったんだ!」








はぁ?!








「毎日、陽に当たってたからか?」








傍に寄り、頭を撫で始めたよ……。
つうか、あんな至近距離で気付かないっておかしくない?







もろ着ぐるみなのに気付かないなんて変だって!!







「Ah〜、随分とheavyにもなったな。」








ぎゃあぁぁぁぁぁ〜!!
持ち上げてますっ!!
お膝に抱っこしていますっ!!
旦那は顔がとろけてますっ!!








「ちょっとでかいが、抱き心地いいな。ん〜、happy」








ぐわぁぁぁぁぁぁ〜!!
更に後ろから抱きしめていますっ!!
旦那、目がいっちゃっていますっ!!








なんで?








なんでこんな展開??
竜の旦那ももしかして、うちの旦那と負けじ劣らず馬鹿?!







だとしたら、とりあえずは予想していた悪い展開にはならずに済んだってことか。








けど旦那の気が済んだら早くこの場を去らなきゃいけないな。








だって、足音一つ聞こえるからね。
おそらくはあの人だ……

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あきゅろす。
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