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Happy 1st Anniversary
1000Hit企画互いの携帯なりきり大作戦☆
Thank you for 1000hit!企画『互いの携帯なりきり大作戦☆』

桐―Eisen→蒼太(詳細はこちら
久城ひきや→ノエリア(詳細はこちら


蒼太(以下蒼)『 お、もう誰かいる。姉さんに言われて来たけど、まさかの遅刻?』

ノエリア(ノ)『いや、遅刻、ではない…とおもう。私も、今来たばかり…』

蒼『そっか。よかった!』

ノ『マスターになんか喋って来いって、言われた』

蒼『何かって・・・。ずいぶんアバウトだな、あんたのマスター。まあ、姉さんも似たりよったりか。面白いことがあるからとか何とかって言ってたから』

ノ『マスター、とってもアバウト。私、すっごく困る』

蒼『だよなぁ・・・。まあ、ここでうだうだ言っても始まらねえし、何かするか。あんたとまともに話すのは初めてだから、自己紹介いる?』

ノ『うん、聞きたい。ぜひ…、話して』

蒼『じゃあ、やるか。俺は青島蒼太。DoCoMoSH903iの青。姉さんの弟が俺の兄弟で赤の主人だ。よろしくな!あんたの事も聞きたいな』

ノ『私はノエリア・シルヴィエンテ。auのW53H。猫と傘が好きなの。おひさまは、あんまり好きじゃない』

蒼『へぇ。日焼けするから、とかか?』
ノ『 多分。でも、あんまり日焼けしない。暑いのは、いや。雨の日は家で本を読むの。…蒼太は晴れの日、好き?』

蒼『俺は結構好きだな。特に夏の晴れた朝は最高だ!昼間ほど日差しも強くないし、湿気もないし。昼間はさすがに暑すぎだけど。ノエリアは雨の方が好きか?』

ノ『好き…。雨の音が特に。でもマスターは蒼太と同じで晴れが好き。マスターはどんな人?』

蒼『 雨の音、かぁ。確かに普段とは何か違う感じがする。俺のとこの主人は、俺は姉さん、ってよんでるんだけど、とにかくマヌケでそそっかしい。会って早々線路脇に落とすし、ちょっと前は溺死しかかるし。それとかなり声がでかい。まあ、俺も人のことは言えねえけどさ。ノエリアんとこは?』

ノ『私の事、よく家に置いていく。ノエリア、いつもおいてけぼり。でも、毎朝起こしてあげてるの。あとは、独り言、聞いてあげるかな』

蒼『あー・・・。それって不便じゃないか?姉さんは俺がいないとおふくろさんに連絡取れなくなるから俺がいるかどうかは確認してから行く。毎朝起こすのは俺も日課だ。けどだいたい言い終わる前に口塞がれる・・・。一発で起きてくれるのはいいんだが、結構苦しい・・・』

ノ『マスター、メール、すごく苦手。だから、出してもいっつも返信がこないってマスターの友達怒ってる。』

蒼『いるよな、そういう人。姉さんも用もないのにメールするのは好きじゃないみたいでさ、自分から雑談メール送らないんだよ』

ノ『マスターものぐさ。だから、メール打つのが億劫。でも、文章書くのは嫌いじゃないみたい。最近、本とか読んだ?』

蒼『最近は読んでないなあ。せいぜいネットでミステリー小説読むぐらいだな。あとはたまに坊ちゃん読むぐらいか』

ノ『坊ちゃん。夏目漱石…好き?わたし、草枕の冒頭が好き。情に掉させば流される、意地を通せば窮屈だ、兎角に人の世は住みにくい。夏目漱石はこころ、が好きかな』

蒼『夏目漱石は初期の作品が好きだな。江戸っ子らしいシャキシャキしたテンポのいい文体がいいね。こころは何か結局ドロドロして終わった感じだったっけか。漱石は初期と晩年とじゃ全然文体が違うよなぁ』

ノ『シャキシャキ…。じゃあ、今度、図書館で、読んでみる…。今日は…ありがとう。とっても…楽しかった』

蒼『ああ、こっちこそサンキューな!楽しかったぜ。また話せるといいな!』

ノ『うん、また会えると、いい。マスターに頼んでみる』

蒼『まあ、姉さんのことだから、また何か突発的に行ってこいとか言うかもな』

最後までお読み下さりありがとうございました 2009.07.19



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