短編小説(オリジナル) 4 「死ぬ、死ぬ゛…ッ、し、んじゃ…ッアアッ、あ゛ッ」 足の力も入らなくなり、完璧吊るされた状態になった青年は流れてくる電流にビクビクと震えながら、うつろな表情を浮かべた。 「あ゛、アッ…ア゛ッあああ…っ」 「電気に犯される気分はどうだい?エルフくん」 「たすけ、…ッたす、け…てぇ…っ」 男が電力を弱めると、青年は震えた声で必死に懇願した。 「キレイな顔が歪みきって、色っぽいね」 涙をボロボロと流す青年を見てうっとりしながらそう言うと、男は再び電力をゆっくり強めた。 「い、いや、やだっ、やめッ、あッあああ、ア゛ア゛アッ…」 だらしなく口端から唾液を溢しながら、青年はビクビクと震え、喘ぐ。 ずるずると抜けてきた異物を男は再びゴム手袋をはめた手で、後孔にグッと押し込む。 「い゛ッ……!…アッア゛ッ…」 男が何度も異物を奥へ奥へとグリグリと揺さぶると、青年の自身からはこらえきれずに棒の挿し込まれた尿道口の隙間からトロトロと蜜が床へ滴った。 「ヤアッ、アッ、ア゛ッ、許してッ、許してくら、さっ…」 「随分と良さそうだね、しばらくこのままにしてみようか」 「えっ、やッ、やだッ、ア゛ッあああっ」 全体が電力によって責められているかのような快感に青年は1人、悶え、喘ぎ苦しむ他なかった。 青年が嬌声をあげている中、男はパソコンに向かい、青年のデータを打ち込んだ。 「許して…ッ、止めて、止めてぇッ…」 パソコンに向かう男に向かって青年は泣きながら叫ぶ。 何度も出すことなく達した自身がパンパンになりながらビクビクと揺れていた。 青年は苦しくて苦しくて肩で呼吸をしながら、後孔と両胸の刺激にも耐える。 「び、りびりして…、おかしく、な、るッ…う゛ッアア」 苦しそうな青年を見つめ、男は嬉しそうに口端をあげ、ただただ見つめるだけであった。 しばらくすると、嬌声も段々と掠れ、青年はぐったりとして時々身体を痙攣させるようになった。 それでも強い電流を流すとビクビクと身体を揺らし、悶えだす。 「もう充分データも取れたよ、お疲れ様」 男は電流を切り、天井から吊るされた青年の両手を解くと、そのまま抱きかかえベットへと運ぶ。 余韻と満足に達していないせいで痙攣する青年に軽く口付けをする。 足を広げさせて後孔に入った異物をゆっくりと引き抜き、指を挿入した。 「あ、っ…ん…」 「すごいね、ここも痙攣してるよ」 3本の指がバラバラと動き回り、痙攣したそこをグリグリと抉った。 掻き回すようにした後、男は自らの昂りを突き立て、一気に挿入した。 「あ、ッ…アァアッ」 激しく奥を突けば、青年は背をしならせて掠れた声を漏らす。 「イイコにしてたから、イカせてあげるね」 男はそう言って、激しく貫きながら青年の自身に埋め込まれた異物をズルズルと引き抜いた。 表面がぼこぼこしている棒が尿道を刺激し、青年はぶるぶると身体を震わせると引き抜かれた瞬間に絶頂を迎えてしまった。 「ア、っ、アアアッ、アア」 青年が長い射精をしている途中で、男は両胸に電流を流した為、青年は驚いて目を見開いた。 男はそのまま青年の腰を掴み、達した余韻など気にすることもなく青年の自身を扱きながら何度も奥を貫いた。 「い、イヤ、あッ…あ゛あぁ」 「今日はずっとこのまま抱くからね、それで明日は、今日のにおもちゃもプラスしてみようか」 「やだ…、も、嫌だ…ぁ」 ボロボロと涙を流す青年に、男は突き上げながら満足そうに微笑む。 ”実験”という名の”独占”は、エルフである青年を逃すことはないだろう。 end. [*前へ] |