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短編小説(オリジナル) 3 「や、…あ、ッ」 荒い息を整える暇もなく、辻宮の舌は果てたばかりのそこをねっとりと愛撫する。 全神経がそこに集中したかのような感覚が俺を襲う。 「だ、だ、めっ…、もう、離して…ぇ」 自然と涙声になっていた俺の言葉も虚しく、辻宮は愛撫をやめようとはしない。 先程果てたばかりだというのに、強い快感のせいで自身からどんどん蜜が溢れる。 「やめないよ…？俺、七瀬いじめるのスキだから」 「嫌だ…、嫌ぁ…っアッ、ああッ」 次々と溢れる蜜を辻宮は待てないかのようにちゅうちゅう吸い上げた。 蜜がなくなれば、先端を舌先でくすぐり、指で袋を揉み上げる。 休みのない快感に俺は涙を流しながら首を振る。 「おねが…っ、離し…てっ…んッ…は、アッ、ああっ」 頭が真っ白になり、ビクンッと腰が揺れる。 達した感覚はあるが、先程から吸い上げられている自身はずっとビクビクと震えていた。 もう達したというか、辻宮に吸い出されたかのようだ。 どうしようもないくらいの快感に大粒の涙が零れ、鼻から情けない涙声が抜ける。 「…もう、そこ…ッ、やだ…あっ」 「何がやだ？」 「…舐める、の…っ」 「ふーん…？じゃあ、触るのはいい？」 辻宮は自身の裏側に舌を這わし、親指で先端を強く擦った。 「いや、アアッ、あ゛っあ」 裏側を滑った舌がくすぐるように動きながら、後孔へと辿り着く。 舌が蕾を撫でる度にゾクゾクと自身へと連動する。 辻宮の唾液でそこがどんどんと柔らかくほぐされていく。 「いやっ、そんなとこ…いやだ…ぁ、っ」 見せることだって滅多にない部分を部活の先輩に舐められるという羞恥。 俺はドロドロに溶かされてしまいそうな快感をどうすることも出来ず、強引に開かされた足の先に力を入れる。 部長を務めるほどの辻宮は筋肉質でスタイルもよく、自分と比べたら線の細い俺など大して女と変わらないのだろう。 その結果、俺はこんな風に辱めを受けている。 「段々柔らかくなってきた、七瀬のここ」 「ひ、うっ…アッ」 器用に片手で俺の自身を上下に扱きながら、辻宮は舌に力を入れて、蕾の中に押し込んだ。 「んっ、やっ、やだっ、気持ち悪…ッふあッ」 「また出そう？」 「アッ、あっ、…ッ」 体内に入り込む舌に腰をくねらせながら、俺は再び絶頂を迎えそうになり歯を食いしばって何度も頷いた。 「…出る…ッ、出ちゃう」 消えるような声と一緒に自身からも蜜が溢れてくる。 辻宮の指がぬるぬると上下に動き、俺の自身の根元で止まる。 疑問に思うのと同じくらいに、そこはギュウと掴まれてしまう。 「うあああ゛ッ、や、あ゛ッなんで…っ」 せき止められた熱が袋の中でぐるぐると蠢いた。 苦しさに俺の腰はビクビクと揺れ、役に立たない足と上半身が暴れた。 「は、ッあ゛っ、あっ…」 蕾を犯していた舌が引き抜かれ、続いてそこには指が挿し込まれる。 舌よりもずっと長くて容量のあるそれがどんどんと内壁を広げていく。 「嫌、いやッ…いや…っ」 蜜や唾液でとろとろになっているそこは２本の指も難なく飲み込み、掻き回されるとぐちゅぐちゅと音を立てた。 そしてその指は前立腺をも責め立てる。 熱を放つことの出来ない自身がビクビクと震え、じわじわと蜜が溢れ出す。 「手、離して、おねがっ…おねが…いッ」 自分で何を言っているのかもわからないくらい頭の中までドロドロになる。 辻宮はそんな俺を楽しそうに眺めると、蜜が溢れ出す自身にねっとりと舌を這わし、パクンと咥えてしまった。 「アッ、ああっ、せんぱっ、だめ…ッ」 達せないようにギュウと掴んだまま先端を吸い上げる。 その間も前立腺がグリグリと刺激され、俺は涙を流しながら首を振り乱す。 「ひど、い…ッ、も、いや…っ、嫌だ…ッアッあ゛っ」 達することが出来ないもどかしさと次から次へと訪れる快感に頭の中が真っ白になる。 辻宮は口内で気が済むまで俺の自身を味わうと、ぐったりとした俺を見て未だに舌を這わせながら問う。 「どうして欲しい？」 「…ッイ、かせて…、欲しい、です…っ」 「その代わりに、七瀬は何してくれる？」 ［*前へ］［次へ#］  |