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短編小説(オリジナル)
2

「んっ…離し…なさ、い…っ、楓…っ」

ブルブルと身体を震わせる俺を見るなり、楓は嬉しそうに笑うと一層、手の動きを速めた。
限界を感じると、楓はそれを察し、敏感な先端部分を親指で強く擦る。

「あ、っ、出る…っあああッ」

吐き出された熱は全て楓の手の平に収められた。
楓は俺の片足を掴むと、グッと上に上げて足を開かせると後孔にさっき出したものを塗りだす。

「やっ、やめ、嫌だっ…」

「父さん、さっきさ、アイツとコレで遊んでたでしょ」

ギュッと瞑った目をゆっくり開けて、楓の方を見る。
楓の手にはさっき楓の弟と遊んでいた積み木。
俺は嫌な未来が想像ついて目を見開く。

「な、に…する気だ…っ」

「そりゃ、俺も遊んでほしいと思って…?」

後孔に楓の指がヌルリと入り込み、内壁を広げるようにグリグリと動き回る。
自分の出したものによってぬるぬるとする蕾は楓の指がもう3本も入り、前立腺を突かれればキュウキュウと無意識に締め付けた。

「あっ、あっん、指、ぬ…いてっ」

床に転がった俺を楓は引っ張ってうつ伏せにすると、さっき持っていた積み木を後孔に押し入れた。

「うあっ、やあ……っ!」

「キツイよ、父さん、深呼吸」

円柱の形をしているそれは、ぐいぐいと内壁を押し広げながら中に入っていく。
思った以上に大きいそれのせいで、俺は苦しくて必死に深呼吸する。
力が入ってしまう俺を助けるように、楓は俺の自身を掴むと先端をグリグリと指で刺激をした。

「あっ、あっ、楓…、全部…はい、っちゃう…ぅ」

楓が最後にひと押しすると、積み木は完全に後孔に収められてしまった。

「イイコ、父さん」

むやみに動けない俺をいいことに楓は俺を仰向けにすると、俺の自身と自らの自身を密着させて掴み、腰を前後に揺すった。

「あっ、あアア、やあッ」

互いの裏筋が擦れ合って、楓の手の平の中でビクビクと震える。
キュッと締め付けてしまった後孔で、中の積み木が前立腺に直撃する。

「ダメ、だめっ…楓…だめえっ」

「父さん、俺も…イイよ…」

2人の自身がビクンと震えるが、どちらの反応かももはやわからない。
とにかく、快感が暴れだす。

「アア、ああアアアアッ」

ピュッと俺のお腹に熱が吐き出される。
だが、それは俺のだけで楓は不満そうな顔をする。

「早い」

「あっ、仕方な…、いだろっ、あ、動く…な」

楓は俺の吐き出したものでべとべとになったそこに再びこすり付ける。
先程よりも滑りがよくなったそこはより速く擦り合う。

「やっ、や、あっああ」

俺はまだ達したばかりだというのに容赦のない楓は前後に腰を動かした。


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