短編小説(オリジナル) 3 バイブによって、ローターが奥まで進み、振動を続けている。 史川はバイブを一旦抜いて、再び一気に挿し入れる、というのを繰り返した。 「苦しい…先生、やめて、お願い…痛いよ…」 涙を流しながら菊田は訴える。 史川は黙らせようと再びキスをする。 苦しそうに声を漏らしながら菊田は耐えた。 「んんっはあはあ…先生、もうやだよ…」 やっと顔を背けることが出来、必死に訴える。 「そろそろ気持ちいいことくらい認めろよ」 史川は冷たくそう放つとバイブを力強く奥まで挿し、スイッチを入れた。 「ああああっやああああっ」 急にそれが振動し、うねり始める。イイ所に当たり、身体の中で何かがはじけたように快感が巡った。 それと同時に急に口調が変わり、菊田の中の優しい史川先生は崩れ去っていった。 「はあああっこれ…やだあああっ」 菊田は怖くなり、自分で抜こうと手を伸ばす。 それを史川は掴み、菊田の両手を包帯で後ろで1つに縛ってしまった。 「やあああっ痛い…取って…あああっ」 「取る訳ないだろ」 もう1本、包帯を先程より短く切るとそれを菊田の硬くなった自身の根元にギュッと巻き付けて結んだ。 「あっああん…痛い…痛い…あ…」 「良い子にしてればこんなことしなかったよ」 史川は菊田を仰向けにすると、ニヤリと笑い、もう1つローターを取り出して震える先端に当てると包帯で固定した。 「これもスイッチ入れたらどうなるかな?」 「や…先生…だめぇ…」 もう既にとろけてしまいそうな菊田の表情に史川はゴクリと喉を鳴らした。菊田は必死に首を振りかすれた声で、やめて、と言い続けた。 史川はスイッチを手にとり、先程ローターを固定した先端を口でくわえると甘噛みをした。 「はあああっやめて…やあああっ…」 菊田の腰がビクンと跳ねる。 もうとっくに絶頂は迎えているだろう。だけど快感が放つことが出来ない。菊田は荒い息をしながらビクビクと痙攣した。 「ね、スイッチ入れるよ?」 「だめぇ…だめ…ああああああああ」 史川は先端に付けたローターのスイッチを入れた。その瞬間、菊田はビクビク震え、涙を流しながら苦しそうに叫んだ。 「こんなの…あああっ変…苦しい…や…だ…」 史川は半分抜けかけたバイブをグッと奥まで挿し、回す。 「やあああっ…せん…せ…もっ…許して…俺…どうにか…なっちゃ…う…」 史川は何も言わずに菊田の両膝を掴み、グッと左右に開くと、じっと見物した。 「せん…せ…先生ぇ…」 首を左右に振り、必死に我を保とうとしている菊田を冷たく見下ろすと顎を掴んで舌を絡めた。 「んぁ、んぁあ、ん、ん、んん」 「この淫乱」 史川は耳元でそう囁き、胸の突起を強く指で摘む。 「ちが、…ちがう、ああああああああ」 菊田はガクガクと腰を揺らす。それを史川は押さえつけ、はち切れそうな菊田のモノを膝でグリグリと押しつぶした。 「いやあああ、痛いっ、痛い…ああああっ…せんせ、も、イキたい、苦しい…」 「イカせて下さい史川先生、でしょ?」 グリグリと膝で押し付けながら、史川は意地悪く笑う。 「あっ、あっ、せんせ、史川せんせっ…イカせてく…だ…さ…あっあっいやっ」 快感で溶けてしまいそうな菊田を史川は抱きしめて耳に舌を滑り込ませる。 「良い子だね」 史川は優しく微笑むとバイブを抜き、スイッチを切ると床に放り投げた。 バイブの代わりに熱く硬くなった史川のモノが一気に挿し込まれた。ローターがより奥まで移動し、小さく振動していた。 「はああああああああっ…あっああ…」 「ん…、菊田くん、最高だよ」 「せんせ、俺、イキたいよ、取って…あああああ」 史川は菊田の腰を掴み、ガンガンと奥を貫いた。 ただ、快感を受けるだけの菊田は涙と涎でぐちゃぐちゃになっていた。 「は、はああっ…っく、せんっせ…」 [*前へ][次へ#] |