短編小説(オリジナル)
3
「結斗、怖かったか?」
「御父様っ…目隠しを、取ってくださ…い、怖い…」
「駄目だ、まだ仕置きは終わってない」
優しく頭を撫でられながら僕は父の肌に頬を寄せた。
「床では痛いだろう」
急に抱えられ、柔らかなベットの上に置かれる。
そこで仰向けになると、僕の上に人が覆いかぶさる。
「やっ、やだあっ…」
「結斗、私だ」
父はそう言って唇を合わせる。
そして自分のものを孔に当てがい一気に貫いた。
「あああっ…ああっ」
強烈な摩擦と内壁を擦られる感覚に背筋をしならせる。
激しく抜き差しされるなか、自身にぬるっとした感触が訪れる。
「ひ、嫌っ…いや」
舌が這い、唾液が絡み、吸われる。
父や兄でも嫌うこの行為を他人にされるだなんて。
男は舌先で抉るように味わいながら、指でぐりぐりと袋を揉みしだく。
びくびくと痙攣するように腰が動いてしまう。
「離して、離してくだ、ああっ…あああ」
達してしまうと、男は全て飲みつくしてしまった。
それだけでは飽き足らず、再び口内でそれを責め立てた。
「んっ…もう、離してぇ…」
力なく訴える僕を無視して、男は胸に手を這わすと小さな突起を指先で弄る。
頭がくらくらして僕は何も考えられなくなった。
「あっああっああ…あっ」
「イイ声だ、可愛い結斗」
父のものが奥まで貫き、そしてわざと弱い場所をこれでもかと突く。
だらしなく垂れたそこは男によって吸い尽くされ、達したのかもわからなくなっていた。
「あっあっ…御父様…も、おしまいに…」
「駄目だ、結斗」
「こんな、の、死んじゃ…う、いや…ああっっ」
何度も何度も打ちつかれる。
ガクガクと揺さぶられ、体中を愛撫される。
「本当に、可愛い息子さんだ」
頬を撫でられ、男は散々しゃぶりついていたそこから口を離すと僕の唇に吸い付いた。
舌が入り込み、食べられてしまうかのような激しいものだった。
濃厚に口内を犯しながら、片方の手では僕の自身を扱き続ける。
「んあっ…や、やあ…」
唇が離れると、それは突起へと移動して何度も吸い付いた。
指でキュッと抓られ、舌で愛撫され、僕はどうしようもなく悶える。
「さあ、再び達するか?」
「い…いや…あっああああああ」
激しい動きと共に、僕は意識を手放した。
幼い少年の身体はその後も貪られ、意識は取り戻すが放心状態の様子だった。
解放された頃には声も掠れ、手首のあとも残ってしまっていた。
「結斗…っ、結斗」
兄の声で目を覚ます。
柔らかいベットの上で兄は心配そうに頭を撫でた。
「兄さん…」
「可哀想に…結斗…」
「大丈夫…です」
掠れた声の僕に悲しそうな目をすると、優しく唇を合わせる。
そのままぎゅっと抱きしめられる。
「やっぱり殺してやりたい……」
兄は小さくそう言うと震えながら僕の肩に顔を埋めた。
end.
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