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短編小説(オリジナル)
1 拘束/玩具/フェラ

 







「おはよう、よく来たね」


世間はGWで、特に予定のない俺はある人物の家に辿り着いた。


「どうしたの、高未くん?入りなって」

「お邪魔…、します」


俺は何故か先生の家に呼ばれた。
そして、断る理由もなく、俺は遠慮がちに家にあがりこむ。

あれからというもの、先生に『勉強』と言われ、何度か変な関係が続いていた。
どうしようもないけど、断る理由もなかった。
ただそれだけだった。

一般的な大学生らしいマンションの一室に俺と先生の2人。
やっぱり落ち着くはずもない。

適当に座って、と言われた僕はテーブルの近くに鞄を置き、静かに腰を下ろした。
後ろにベッドがあり、それを背もたれにするように座ると先生は持ってきた飲み物をテーブルに置いて、俺の隣に腰を下ろす。

「ねぇ、そういえば、この間の学力テスト、何位だったの?」

「はい、えっと…って、ちょっと」

質問されると同時に伸びてくる先生の手に若干ドン引くが、先生は構わずに俺の腰を掴んで引き寄せると首筋に顔を埋める。

「いい匂い、シャワー浴びてきたんだ」

クスクス笑いながら先生はそう言うと首筋に舌を這わす。
その通りだったため、俺が何も言わずにいると指で唇が摘まれる。

「んっ」

「で?何位だった?」

「ん、ふひひるむむむむ」

「え?」

『唇摘まれたままでは答えられません』、と言いたかったのに当然伝わらない。
俺がムスッとした顔をすると、先生はおかしそうに少し笑って手を離してくれた。

「高未くん、少し緊張してるでしょ?だからほぐしてあげてるのに怒らないでよ」

先生にとっては緊張しててもしてなくても関係ない気もするが、確かにちょっとは緊張がほぐれた気がする。
俺は近づいてくる先生をちょっと押して机の横に置いた鞄に手を伸ばす。
先生に背中を向ける状態になったかと思えば、後ろから長い腕が絡みついてきた。


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