俊足業(現パロ) ※元親+ヒロイン←政宗だと思います(無責任) 今の天気は大荒れ。昨日までは気持ち良いくらい快晴だったのに、今は強風に強雨、そして雷。 ゴロゴロゴロゴロ… ドォーン 「きゃああああああっ」 私は雷の轟音と共に絶叫しながら、丁度近くにいた元親の胸に飛び込んだ。 「うをぉっ!?」 すると元親からも声が上がった。えっ、元親も雷苦手なんだ。でかい図体してるくせに雷怖いとかか〜わ〜うぃ〜うぃ〜 「違ぇよ」 「え、私の心読んだの!?」 「……………。」 「元親って、エスパーだったんだ…!」 「…………はぁ?」 「ねぇ、お願い!今すぐ雷止めて!!」 「ああ………無理、だな。俺はエスパーでもなんでもねぇから」 エスパー云々言っている間も、身長差のお蔭で目の前には元親の厚い胸板。ここまで近付くと、男女の差を感じるわ。そろそろ離れたいのも山々なんだけれど、外ではまだゴロゴロと天におられる雷様がお怒りのようです。無理怖すぎる何なのよ。元親、あんた何したのよ。雷様が怒ってるじゃない。 「俺は何もしちゃいねぇよ」 「また私の心中を…!」 「お前なぁ……、顔に書いてあんだよ」 「え、嘘っ!?そんないっぱい書いてあるの!?」 「そーゆー意味じゃねぇよ」 そんな、ぐだぐだなやり取りをしながらも、やっぱり元親の厚い胸板にしがみ付く私。「お前、雷苦手とか意外だな」とか侮辱を喰らうけど、今はそれどころじゃない。雷が怖い。でも、元親に抱き着いてると少し気持ちが落ち着… ドォォォオオンッ 「うきゃぁぁああああぁぁぁああっ!!」 「うおぅっ!!!?」 やっぱり雷を前に、落ち着くことなんて出来ないわ。無理よ。簡単に出来たら成績上げるのなんて、相当容易いことよ。 どすん… そんなことよりも、さっきの大きな雷に驚いた拍子で、か弱い乙女の私が、あの巨体の元親を押し倒すと言う荒業まで披露。もう雷より怖い物なんてないよ。あ、ゴキb…がいたんだった。 ---------- 「って感じの夢を見たんだよ…。いやぁ…リアルだったわ。私って色んな意味で潜在能力あるのかも…」 「…Hey,名前…それ、本当か…?」 「いや、夢だけどね。実際は雷なんて怖くないのに、夢では元親にがっしりと抱き着いてたんだよねぇ…」 「Oh,no…!名前には俺がいるのに…」 「まあ、政宗は私の夢にすら出てこなかったけどね。でも、元親に抱き着いてると落ち着きそうだな…」 「じゃあ俺に抱き着け。しっかりと受け止めてやる」 「いや、遠慮しときます。元親はしっかり守ってくれそうだけど、政宗の場合は何されるか分かんないから」 「どういう意味だ、名前…?」 「よし、ちょっと行ってくるね!」 「Ha?ドコにだよ…?(って前のは無視かよ)」 「え…ドコって元親のトコだけど」 「おい、抱き着くんじゃねぇよな…?」 「うん!見せてあげる!私の俊足業!!(全力疾走)」 「No!Nooooo!!!!(そうじゃねーよ!)」 「くらえっ!もぉぉおおおとおおちぃぃいいかああっ!!!」 (おわっ!?って名前か…何だよ?) (倒れやがれコノヤロー!) (はあ?名前なんかに倒されて堪るかよ) (嘗めやがってチキショー!) ********** 今回も意味不明で終わりました。私知りません。何が起こったのか知りません。あははははっ。私が元親に抱き着きたいんです(…)。読んでくださってありがとうございました! [*前へ][次へ#] [戻る] |