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襤褸(現/佐助)
※高3の夢主と佐助。放課後の教室に2人だけ。会話文のみ。


「日直の仕事手伝ってくれてありがとね」
「いやいや、どういたしまして」
「ねぇ佐助ー?」
「なぁに名前ちゃーん?」
「ずっと思ってたんだけど、顔のそれってペイント?何でペイント?何で緑のペイント?」
「んー?あ、これ?」
「うん、それ。小学校の図工の時間に緑色のペンキでもついちゃったの?」
「あははーそれはないよ。俺様そんなヘマしないから。てか、そんな昔の汚れとっくに落ちてるよ」
「あ〜あ…どうせついちゃうんならピンクとか水色の方が可愛かったのになー」
「ねぇ名前ちゃん、人の話聞いてた?」
「あ、いっそのこと歌舞伎役者みたいに凄い豪華なペイントがよかったかも」
「…………そーだね(あれは確実にペイントじゃないよ、名前ちゃん)」
「でも、そんなペイント絶対邪魔だって!必要ないって!」
「何で?俺様好きでやってるんだけど…カッコよくない?」
「…え、いや、だって、私ペイントに目がいっちゃって、佐助のカッコいい顔がちゃんと見……うおっ!!」
「…ん?(嬉しい事言ってくれるなぁ)」
「…う、うわああああっ!(わ、私としたことが、ボロが出てしまった…!)」
「ねぇ名前ちゃん、もう1回最後まで言ってよ(うわー顔真っ赤にして可愛いなー)」
「ぎゃあああっ!!近い近い近ーい!こっち来んな!こっち見んなー!チキショー!」
「もう1回言ってよ、名前…」
「にょー!?(何あの低音ボイスで呼び捨てって…!)し、知らない!きっききき記憶喪失になった!ウワーココハドコデスカ!アナタ誰デスカ!私ハ誰ナノデスカ!」
「え、何それ!?(リアクション面白いな、名前ちゃん)」
「あ、テレパシー入った!お母さんが危篤状態だと…!?そうか…分かった!今すぐ帰る、待っていろ太郎!」
「太郎って誰!?(さっきの記憶喪失は…?)」
「んじゃ、ペイントの人バイビー☆」
「え…ば、バイビー…?」


「……嵐みたいに帰っちゃったな、名前ちゃん…」


(でも、パニクってる名前ちゃんも可愛かったなー)
(本人の前で"カッコいい"なんて…私の馬鹿!でも佐助がカッコいいから悪いんだ…!)

(うわ…名前ちゃん、日直日誌………真っ白だよ)
(あ、日直の仕事終わってなかった…)

**********
補足…佐助と夢主さんは両思い。だけどまだ気持ちを伝えてない夢主さん。佐助は気付いてるけど、相手からの告白を待ってる感じ…?私、文才欲しいんです(…)。

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あきゅろす。
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