期間限定!(現/元親) このデカイ図体の男・元親は、私が苦労して手に入れた限定プリンを、私の目の前で、何食わぬ顔で、味わう事無く、一瞬で、平らげやがった… 「名前」 「……………」 「名前ー…」 「……………」 「おい、聞こえてんだろ名前っ!」 「うるさい黙れカス」 「だから、すまねぇって言ってんだろ?」 「じゃあ死ね」 「いや、それはないだろ…」 元親はおどおどしながら、私の周りをうろうろする。もうしつこい。何コイツ。口からめっちゃプリンのにおいするんだけど…自慢?俺、美味しいプリン食べたんだぜって自慢?自慢なの?ああ…マジで美味しそうなプリンの香り…それがこんな奴の口からなんて…許せない!! 「このやろ…っ!!」 私は、目の前にいる元親の腹部に思いっきり拳をぶつけた。身長差もあってか、程よい高さに元親の腹部があったので、収まりきれない怒りの矛先に選んだ。元親は「うごっ」とか変な声を出していたけど、プリンの恨みはこんなものじゃないわ…! 「急になんだよ、名前…謝ってんのに殴る事まではねぇだろ…」 こいつ…き、効いてない、だと…?どんな腹筋してるんだよ…確かに、硬かったけど…むしろ私の拳がどうかなりそうだったけどさ…なんか、悔しい 「私の、プリン……っ」 怒りと悔しさとモヤモヤした何かで、私は目に涙を浮かべた。どうしようもない感情はすぐに涙になって出てくるのが、私の特徴。 涙を浮かべた私を見て、元親はさらにキョドった。ちょっと可愛いなんて思ったけど、私がこんな気持ちになったのはこいつのせいだと思うと耐えれない。 「…い、今すぐプリン買ってきて!さっき食べた限定のプリンしかいらないんだから!早く買ってきて!」 もうよく分かんない、この気持ち。逆ギレして私は叫んだ。すると、元親は「わかった」と言って、すぐにどこかへ走っていった。 数分後、コンビニのレジ袋を持った元親が息を切らしながら帰ってきた。 「ほらよ、これ…プリン、買ってきたぜ」 「あ……、」 元親は私の目の前にレジ袋を掲げた。本当に、買いに行ってくれたんだ…って、ダメダメ…こいつは私のプリンを…! 「me○jiのプリンは今、銀○とコラボ中だから…ほら、銀さん付いてんぜ?」 「……………」 「他にもイチゴ・オレとか、ヨーグルトとかも…な?」 「……………」 「名前は○魂好きだったからな」 「………ばかああああああっ」 ********** シルバーソウルが明/治とコラボしていて喜んだ私は、こんなものを書きました。意味はないです。お粗末様でした。 [*前へ][次へ#] [戻る] |