◆壊れゆく精神
そんな日々を過ごしていて、
やがてわしは、
自殺願望を抱く様になりました。
でもいざ決行するとなると、
勇気が出なかった。
とにかく全ての事が恐くて、常に怯えていた。
絶望。劣等感。
外に一歩出るのも恐かった。
同級生に出くわすと、必ずジロジロ見られて罵声を浴びせられたからです。
買い物に行くと、
しつこく後をついてきて、いちいち買う物をチェックされ冷やかされたりしました。
やがて知らない人からもジーッと見られている様な気がして、
人の視線が怖くなりました。
外を歩く時は、
常に下を向いて人の顔を見ない様に。
視線が恐いからか、
人と話す時に人の目を見る事が出来なくなりました。
そして、友達が一人も居なかったから、
人とどう会話をしていたか、どこで気を使うべきか等人との関わり方が分からなくなっていた様で。
たまに人と話すと、いつの間にか怒らせてしまってたり、なんて事がよくありました。
親も気がついたら怒ってたり泣いてたり…こっちはなんでそんな事になっているのか分からないまま。
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