空にうつるもの
クラスメートAの疑問
*ある日の日常*
〜クラスメートAの疑問〜
※時間枠は入学式の数日後です。
俺は、ハッキリいって頭が悪い。
深く考えるよりまず、体が動くし、考えてもたかがしれてる。
別にそれを気にしたことはあまり無いし、楽しくバカ騒ぎができたらそれで良い!!
…って、違った。つまり、何が言いたいのかというと、俺は疑問に思ったことをとりあえず、聞いてみようと思うのだ。
「………なあ、工藤。」
「おぉ。どうした?」
「………あのな。…………お前、こっ……こっ……、お前怖い!!」
ん?
「はぁっ?」
すっとんきょな声を上げる工藤。
「あっ間違えた。お前怖くないのか?」
「はぁ。突然何言い出すのかと思ったら……。
俺のどこが怖いのか、問い詰めるとこだったよ。
で?何が?」
少し呆れたような工藤だが、それでも話は聞いてくれるらしい。
中学からの付き合いの俺だが、そんな工藤だから懐いている。
「あのな。お前が案外肝の据わった奴なのは知ってるけど……、一昨日…天峰翔と話してただろ?怖くないのか?」
その姿を見たときから、不思議だったのだ。
別に全てを信じている訳ではないが、噂を知ってる俺達は、関わらないようにしていたはずだ。
それなのに、普通に話している工藤。
……そのときのビックリ度は素晴らしい。
126℃くらい?
………あれ?何か違う?
……とにかく悶々としていた俺は、ついに聞いたのだ!!
[*欠月][満月#]
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