空にうつるもの
屋上
ー キーン コーン カーン コーン
ーガタッ
『やっと終わったー!!……俺、お腹メッチャ鳴ってて焦った!!翔。早く購買行こうぜ。』
今は、4限目が終わってお昼休みだ。
お腹がかなりすいているのか、蓮李が翔をはやし立てる。
「あぁ。…………飯食べながら、朝言った話していいか?」
『もちろん。内心、授業中もなんだろって不思議だったし。』
「…………悪いな。まずは、さっさと飯買いに行こうぜ。」
『うん!!』
ーーー……ーー‥-
無事に戦利品(飯)をゲットした蓮李たちは、屋上に来ていた……。
この学校の屋上は誰でも使えるが、今この場所に……蓮李たち以外だれもいない。
屋上で翔が食べていることを知った他の生徒は、………あまり近寄らないのだ。
時々、気にしない人や同じく不良の出で立ちをした奴が来ることもあるが、今はちょうど誰も来ていなかった………。
その不良と翔がいざこざを起こすことは無い。
噂のせいもあるが、この辺一体のNo.1チームの幹部であるのは事実なので、不良には一目置かれているらしい。
のんびり出来るので蓮李たちはいつも、屋上でお昼を済ましていた。
[*欠月][満月#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!