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空にうつるもの









「……ふぁ〜ぁ。」





見ると、欠伸で目に涙を浮かべている工藤がいた。








『……眠そうだなぁ。』





「昨日懐かしいゲーム掘り出しちゃってさ。




懐かしさからやり出したら、いつの間にか夜中までやっちゃってさぁ〜〜。




びっくりしたね。」









うんうんと頷いている工藤。









やたら真剣そうな顔が笑える。








『時々あるよなー。……あと、昔読んでた本とか。いつの間にか読み返ししてたり!』





「それ俺もよくあるわー。………ってか、今日の授業マジ寝そう。」








『名指しされないように気を付けろよー。』





「お〜〜う。」






あまり自信が無いのだろう。





なんとも気のない返事だ。









ーガラ







『お〜。翔おはよ。』
「はよ〜。」








「ああ。2人とも、おはよ。」






……挨拶はあるが、いつもより翔の表情が硬い………。





何かあったのかと心配になる。














『……どうかしたのか?翔。』






「!?……ああ。蓮李………、後で話がある。」









『??……分かった。』









翔の真剣な表情に、蓮李と工藤は2人、首を傾げた……。
















工藤との穏やかな会話。















それは嵐の前の静けさ?







[*欠月][満月#]

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あきゅろす。
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