空にうつるもの 病院 「一週間ほど安静にして下されば、大丈夫でしょう。」 『そうですか!!……ありがとうございました。』 よかった……。 ほんとによかった。 ー ガラッ 『翔、一週間ほど安静だって先生が。』 「……そっか。ありがとな。」 『うんう。それより、ほんとに一週間は安静にしてろよな。』 「あぁ。」 『ほんとに、ほんとだぞ!!約束だからな!!』 「フッ………あぁ。」 『……何笑ってるんだよ……。』 「口尖ってるぞ。拗ねるなよ。笑 ……心配してくれるんだなって思ってさ。 正直、俺の為に怒ってくれて嬉しかったよ。」 『……だって。アイツら許せなかったから。』 「………元はと言えば俺が巻き込んだのにな。 アイツら前に俺らのチームに絡んできてさ……、俺を含め、数人でのしたんだよ。 チームがトップになった今も、それをよく思わない奴らがいてさ………、ケンカを売られることは珍しくない。 でもまさか……蓮李に絡むとはな。」 そんな事情が、あったのか………。 「…………巻き込んで、ごめん………。」 悔しそうな…、悲しそうな顔をする翔。 後悔……、しているのだろうか? [*欠月][満月#] [戻る] |