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空にうつるもの
待ち合わせ





ゴールデンウイークに突入した。




翔とは、明日遊びに行くことになっている。






友達と遊びに行くのは久しぶり。




そして、翔と休日に遊ぶのは初めてだ。





明日のために早く寝ようと思うが……、なかなか眠りにつけない。





遠足前の小学生か!!っ……と自分に突っ込みを入れつつ瞼を閉じる。









……いつのまにか、深い深い眠りへと、旅立っていた………。






ーーー・・・ーー・ー







―ピピピピ ピピピピ





………うるさい。




―ピピピピ ピピッ ガチャン






……やっと静かになったな………。





―ガバッ



やば!!支度しないと。





直ぐに体を起こして支度をし始めた……。








支度が済むとちょうどいいぐらいだったので、鍵を閉めて家を出る。





今日は雲が多く、日差しが強くないので涼しい。





そんなことを考えつつ、歩いていると……、いつの間にか待ち合わせ場所にたどり着いていた。




今日は、街で買い物をしたりゲーセンなどで遊んだりするつもりだ。




カラオケとかもいいかもなぁ……。







「はよ…蓮李。」



声がしたので、振り向くと……少し眠そうな翔が立っていた。






『おはよ!!翔。……………なんか眠そうだな。』



「あぁ……。昨日遅くまでチームのたまり場にいたからな。……まあいつものことだ。」




『ふ〜ん。俺なんか、昨日楽しみで、なかなか寝れなかったもんね。』



ニッと笑ってみると、少し目を見開いた翔だったが……すぐに楽しそうな顔になる。




「クックックッ……そうか。なら今日はしっかり遊ぼうな。」



『おぅ!!』



二人で肩を並べて歩き出した……。






[*欠月][満月#]

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あきゅろす。
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