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空にうつるもの
プロローグ


ーザーー・ー ザーー・ー


その日は、朝から凄い雨だった。


カチャ。


『ただいまぁー。』


いつも通りの学校からの帰宅―・・ー。



『あれ…。お母さん?』


いつも笑顔で迎えてくれる母親が居ない。


―ドサッ


荷物を下ろしながら見回すと、電気のついていない家の中。


……何故か、
…嫌な予感がした。


『……きっと、買い物に行ってるんだよね。』


―パチッ


『宿題でもしてるか。』

電気をつけて、とりあえず宿題をして待つことに決めた。



ーパラッ チッ・ーカチッ・ーカチッ・ー パラッ


カチッ・ーカチッ・ーー・・・



[満月#]

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