☆Sub☆
◇◆◇起☆5◇◆◇
ああ、いい感じにショックを受けて...
俺は隙がありまくりなイサミの唇にキスをしてみた。
ちゅっ
するとみるみる顔が赤くなっていき...
ジャスト3秒
「うがぁーーー!なにしやがる変態!!」
「ぴったりだね☆ジャスト3秒☆」
「何の話だ変態がぁー!」
「いや?照れてから叫ぶまでの時間だけど?」
飄々と答えてみる。
「......!」
きっと、自分が照れていたという事実を確認させられたのだろう。
「...変態」
上目遣いで、しかも目尻に涙が溜まっているイサミが、ぼそっと呟くように言ったその言葉に、思わずキュンとなる。
「やばいってイサミ...もしかして確信犯なの?」
「は?」
どうやら自覚はないらしい。
「天然たらし、発見しましたです隊長!」
びしっと架空の人物に敬礼をする。
「ついに脳内まで変態汁が行き渡ったか?幻覚まで見だすとは...」
イサミが遠い目をしている。
そこで、
「僕はいたって普通だよ!」
と力説してみる。
「へぇ、そう。」
素っ気ない答えが返ってきた。それでもめげない俺。
「そして、行き渡ったのはイサミの可愛ささ!」
「へ、へぇ?」
イサミの態度に動揺が見られてきた。
もう一押しか?
「あと、これは言うまでもないと思うんだけど...」
そこまで言い掛けた俺の言葉を
「も、もう分かったから!」
とあわててイサミが止める。
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