☆Sub☆ ◇◆◇17◇◆◇ ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 真面目なイサミにしては珍しい...遅刻か? 朝のホームルームが始まったのにもかかわらず、いつまでも姿を現さないイサミ。 そこでハッとした。 そういえば今日だった。 計画が実行に移されるのは... 迂闊だった。 何もしてこないファンクラブに、計画がばれて中止したとばかり思っていた。 あの小ズルそうな蓮見由宇が、自分の立場が危うくなるようなことを言うはずがない。 急いで早退届けを出すと、俺は現場へ急いだ。 イサミがいるだろう場所へ... ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 思いの外うまくいって、ぼくは戦々恐々だった。 よほど眠かったのか、ぼくの腕の中で眠りについている小さな体。 少し顔色が青い。 それでも美しさになんら変りはない。 ぼくのお姫様... それを言うと、周りが怒る。けれど今は誰もいない。 あと数分後までは... [*前へ][次へ#] [戻る] |