☆Sub☆
◇◆◇15◇◆◇
あの本が見つかった時、イサミは俺を『じとぉ〜』と睨んだ。
そしてパラパラと見て、
『カッコいい、と1回は言ってみましょう!』
と書いてあるページで止まり、また『じとぉ〜』と睨んだ。
本人は睨んでいるつもりなんだろうが、見つめられている気分になる。
それがとてつもなく可愛くて、可愛くて、可愛くて!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
瑛利がそんな年中常春頭変態野郎になっているとはつゆしらず、僕は本気で悩んでいた。
いい加減、意地張るのやめようかな...
と思うほどに。
なんせ、早くも1週間経つのにもかかわらず、一向に準ストーカー行為が止まないのだ。
弱気にもなる。
......なるよね!?
皆もなるなる!
......たぶん。
しかしここで瑛利に相談すれば、今まで意地を張った意味がない。
簡単に考えれないのが、藤原勇という人間なのだ。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ふむ。
蓮見由宇の言う通りなら、ファンクラブも強行手段に出たということか...
俺とイサミの仲を裂く為に...
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