☆Sub☆
◇◆◇13◇◆◇
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俺は後ろからコソコソついてくる人影を見つけ、ため息をはいた。
影が小さいことから、その人影が蓮見由宇だということが分かる。
(おやおや、小さなお客さんだこと...)
とりあえず、俺はつけてくる理由を聞こうと早足で角を曲がった。
そして振り返る。
急いで追いかけてきた蓮見由宇とぶつかった。
ドンッ!
「ぅ痛ぁー...」
ぶつかった拍子に、蓮見由宇は可愛らしくしりもちなんかついた。
もちろん、準備のできていた俺はびくともしない。
(ああ、これがイサミだったらなぁ〜...)
なんて考えてる俺を知ったら、イサミはいつものように冷たく突っ込むだろうか。それとも呆れるだろうか。
赤くなってくれたらいいな。ちょっとでも意識してくれたら...
もちろんこれがイサミなら、転ぶ前に思い切り抱き締めるけどね☆
......虚しい。
「あ!」
その声で俺は目の前の人物に目を向けた。
さて、やるとするか。
あまり乗り気じゃないけどね...
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