☆Sub☆
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そんな僕と瑛利の関係は、大学部になった今でも続いている。
初めてできた友達との縁を切るのは、さすがの僕も良心が痛む。
今ではただの変態だが、あの頃は憧れだったのだ。
身長が高くて、頭が僕の次に良くて、何よりカッコいい。
みんなからモテモテだった。それは今でも言えることだが、おかしいと思う。
みんなに眼科、もしくは精神科に行くことをオススメする。
あんなヤツを綺麗だなんて思うのは、僕だけで充分だ。
あぁ、言葉にするとムカつく。
......何なんだろ、僕って。
はぁ...
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今日もイサミは先に帰ってしまったらしい。
昨日、ちょっとやりすぎてしまったかな...?
反省だ。
イサミの反応が面白くて、ついついちょっかいをかけてしまったのだ。
いつになるのやら。
イサミが自分の気持ちに素直になるのは...
確実にイサミは俺のことが好きだ。(と思う。)
気づこうとしないだけで。
何だかんだで『好きだ』と言ってきている俺をふってないし、時々キスを許しそうになる。
まず俺以外に好きなやつはいないだろう。
イサミは頑固、良く言えば一途だ。
好きなやつがいるなら、とっとと俺をふっているはずだ。
あ。
忘れていた。
本人は気づいてないが、イサミのファンクラブは存在する。
『愛人でもいい』なんてバカなことを言っているやつがほとんどだ。
しかもムサイやつばっか。
そこがイサミのすごいところでもある。
俺にとっては迷惑千万だが。
大の男がバレンタインチョコをせっせと作るなんてバカだろ。
全部握り潰してやった。
あれは清々したな!
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