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毒舌くんと不良たち。
自己紹介でもしましょうか。

それはなんてことの無い日常の一部。

まさかその一部に落とし穴が待ち構えていただなんて思いもしなかった俺、桜井十次郎。

元気が取り柄の16歳(自分で言うのもあれだが)は、今日も今日とて皆勤賞を目指して真面目に学校に向かっていた。

実は俺の通う相藤寺ソウトウジ高校。まさかまさかの不良高校でして。

教師は最低人数しかいないし、生徒が授業受けるなんて1ヶ月に一回あったら奇跡なくらいだし。

毎日ただただ遊ぶために来る生徒しか居ないし、ともすればすぐに喧嘩が始まるそれが日常。

知ってました?

不良ってばホントに些細ーなことで喧嘩するんですよ。

単細胞ばっかだよねイヤになるよホントに。

まぁ、誰もがそうかと言われたら違うんですけどね。きっと。多分。恐らく。

で、そんななか俺みたいな平凡ーな真面目ちゃんが皆勤賞狙う余裕を持って学校に行けるのは何でかって?

そりゃあおまえさん聞いて驚け。

俺ってば顔だけは良いんだもん。

自分で言うのは恥ずかしいけど、というのは嘘だけれども、昔から人より少し、上をいく顔ははっきり言って 微か に、便利だった。
本当に極々微かに、だけどね。

小学の頃はなんか(ウザい女共に)モテたし、中学の頃は何をどうサボっても(誰も頼んでないというのに)女教師が庇ってくれたし。

今思い返せば、俺があんな女共を相手にして無いのわかってたんかな?

解って無かったんだろうね。学習能力皆無そうだし。

ウザいだけだったけど我慢した甲斐あったのかな。

まぁほんの少しは。

あ、サボりは真面目生徒がすることじゃないってか?あらまぁごめんなすって。

まぁとりあえず、微か、に役立ってただろ?

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あきゅろす。
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