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広い世界の夢物語


一方、船に残されたナミは、副神兵長のホトリとコトリの2人を、ガン・フォールと共に退ける。
しかし、ガン・フォールはかつて自身についてきてくれた神隊を守るべく、ナミと意識のないウソップとサンジを残して船を離れる。
一人船に取り残されたナミは、仕方なく自分だけで2人の手当てをしようとした時、突然ラッパの音が鳴り響いた。
何事かと思えば、二人乗りの大きめのダイアル船に乗ったコニスとパガヤが現れたのだ。
ダイアル船には、見慣れない少女も一緒に乗っていて、青海人のナミにあたいはシャンディアの戦士だと、戦いを挑もうとしている。
子供だと本気では相手にしていないナミは、ガン・フォールが置いていった籠手に仕込まれた衝撃貝を使うわよ、と軽く脅している。
コニスは、まるコゲのウソップとサンジに慌てている。

「とにかくすいません、今我々が来た道に進路を!!"雲貝"で新しく作った川です、直接白々海へ出られます。敵に見つかる前にっ!!」

「だったらもっと静かに登場してよ!!」

高らかにラッパを鳴らして登場しておきながら、敵に見つかる前にとは矛盾している。

「あれ?あの、ナミさん、マルロスさんは?」

「それが……エネルに連れてかれちゃったの……私一人じゃ助けにも行けないし」

「そんな……っ」

「大丈夫よ。マルロスだって強いもの、簡単には殺されやしないわ。とにかく今は、船を北東の海岸につけて仲間と合流するのが先。それから皆でマルロスを助ければいいの」

コニスに言い聞かせると言うより、ナミが自分自身に言い聞かせるような口ぶりだが、コニスも今はそうするしかないと判り頷く。
渡すものがある、と言うパガヤが、メリー号にそれを持ってくる。
それは、ルフィが海底で見つけたウェイバー。


 

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