広い世界の夢物語
３
結果、ゾロ・ナミのペア、サンジ・チョッパーのペア、そしてウソップと。
「ほらみろ、おれ１人じゃねェかよ。言っとくけどな、おれ１人なら１秒しか持たねェぞ」
「威張らないでよ。あんたのペアはほら、まだマツゲが居るでしょ」
「ふざけんなー!!」
「要は、バロックワークスを引き付けられればいいのよ。人間じゃなくたって、遠目に見れば判らないわよ」
揃いのマントを羽織りながら、ナミはあっけらかんとウソップに告げる。
当のウソップは、納得出来ないと言うより、バロックワークスを引き付けた後を心配し、サンジに助けを求めている。
そんなウソップを放って、ビビは簡単なアルバーナの絵を砂に描いて、攻め込む門の確認をゾロ達としている。
「超カルガモ部隊を連れて、私がアルバーナの外に出たことはチャカ殿も承知のこと。超カルガモ部隊に乗っていれば、おそらく門で止められることもないはずです」
「そうか」
ひとつ頷いて、ゾロも揃いのマントを羽織る。
準備を整えると、ゾロ達は超カルガモ部隊にそれぞれ跨がり、一斉に走り出す。
それをマルロスとビビとカルーが見送り、時間を置いてから反乱軍を止めるために、カルーに相乗りして走り出す。
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