麗諒戦闇
舶@血!?
大樹が焦ったように何度も俺の笑顔の事じゃないからと言ってくる。
…だったら一体何の事に怒ってたのかな…
「…大樹…」
「ん?」
「何に怒ってたんだ…?」
大樹の顔を恐る恐る見上げる。
俺と大樹の身長差は30cmぐらいあるから嫌でも見上げる形になる。
すると大樹は、突然鼻血を吹き出した。
「…!!!」
「泊蜴!?」
俺は急いでポケットティッシュを取り出して大樹に渡す。
周りで各々騒いでいた華月達や、一人でブツブツ言っていた真琴も驚いて駆け寄ってくる。
「大丈夫ですか!?」
「会長さん何を想像してたん?」
「バカじゃないの?」
「だよねー!大樹、お前バカだバカ。」
上から真琴、蘭、華月、和季先輩。
それにしても華月と和季先輩の言い様が酷い気が…(汗)
「華夜、手ぇ汚れるから…」
ティッシュで大樹の鼻を押さえて手当てしていると、大樹が汚れるからと言って俺から離れようとした。
…何でかな…なんか悲しい…
俺は大樹の手を引っ張って、保健室へ行こうと言った。
×××××
保健室に着くと、大樹の鼻血が大した事はないという事で、着替えだけしていく事になった。
あ。授業サボっちゃったかも…
さっきチャイムなってたし…(汗)
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