麗諒戦闇
華月と和季の失踪
正体がバレたらしいので既に隠れる事を諦めた俺。
ポカーンと効果音が付きそうな勢いで口が開いて固まっている華月。
そして華月と同じ状態になっている金髪の先輩らしき人。
ついでに何故か俺を凝視している大樹。
そのままの状態でいたらどこからかキャーキャーとうるさい声が聞こえてきた。
一体何なんだよ…なんて思ってたら大樹と、一緒にいた金髪が突然動き出した。
というか…大樹は俺の腕を掴んで、大樹と一緒にいた金髪で茶色の瞳をした人は華月の腕を掴んで走り出した。
「ちょっ!?どこ行くんだよ!?」
「とにかくアイツ等が来ない所まで行くんだよッ!!!」
大樹とそんな会話をしながら隣を見ると、華月とあの金髪の先輩がいなかった。
「華月!?大樹!華月と金髪先輩がいない!!!」
「金髪?ああ…和季の事か。
ってあの根暗と名前被ってねぇか?」
「華月は根暗じゃない!それに名前に月入ってるから違う!!」
「ややこしいんだよ!!!」
叫びながらも走る。
じゃないと大変な目に合うことになるだろう。
後ろの大群が俺に罵声浴びせながら追い掛けて来てるし。
逃げ切らねぇとヤバいな…(汗)
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