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麗諒戦闇
華夜と大樹
どうすればいい?
話し掛けるか?
でも別人だったら…
けど雰囲気は同じ…あの時と一緒だ…

相当混乱してるんだろうな俺…もう頭ん中ぐちゃぐちゃでわかんないや。

「おいお前…」

なんか上から声が…

「先輩…華夜に何か用ですか?」

続いて華月の声も聞こえる。

「…ッ!?
華夜!?
お前の名前…!!
華夜って言うのか!?」

「え…」

顔を上げた瞬間バッチリ目が合ってしまった。
ヤバイ。
非常に不味い事態になった。
目が合った後すぐに顔を伏せる。
実は俺の目は鮮やかすぎて黒のカラコンを入れても全然役に立たないぐらいになっていた。
だからその状況でカラコンだって事と瞳の色を知られたら不味い。
けど今確実に目が合った。
どうしよう。

「…お前…本当に華夜なのか…?」

多分バレちゃったかな…
でも本当は大樹に隠す必要なんてないんだけど…
ただ、素の姿でいてアイツ等に見つかってしまったら大樹に迷惑がかかる。
それだけは避けないといけない…

「…うん…そうだよ。
久しぶり…大樹…」

そう言うと俺は顔を上げて大樹を見た。
俺の隣にいる華月と大樹の隣にいる人は鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしている。
気持ちはわかるけど口が開ききってるよ…


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あきゅろす。
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