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麗諒戦闇
村上 真琴
その子が声を掛けてくれたおかげで華月は落ち着いた。
そしてうずくまってる俺に気が付いた。
…が!!!
この女顔腹黒ドSは不思議そうにどうしたの?なんて聞いてきた。
嫌味か?それは嫌味なのか!?
こないだ華月が作ったスープにコンソメ入れるどころか味噌入れたのがいけなかったのか!?
だってあれ具材が味噌汁みたいだったんだよ!!!
だからついやっちまったんだ!

「あの…大丈夫か?」

どうやら俺はトリップしている時に無意識に唸っていたようだ。
華月は心配してくれなかったみたいけど茂みから出てきた子は心配してくれたようで、俺の顔を覗き込んでいる。

「華夜。
さっさと返事しなよ。
無視する気?」

と黒い笑顔を俺に向けながら有無を言わせない口調で俺を急かす華月。
今華月の顔はきっとものすごく楽しそうに笑っている事だろう。
声からして楽しそうだったからな。

「ああ…なんとか平気だ…」

なんとか俺は言うと、その子はよかったと心底安心したように言った。

「所でさ、俺は村上 真琴って言うんだけど…お前等編入生か?」

暫し沈黙。

「「俺…?
君女の子だよね?(汗)」」

違ってたら失礼なので敢えて聞く俺達。



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