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麗諒戦闇
もうクセですね。

取り皿とお箸、飲み物を回し終わったら、皆でご飯タイム。

「「いただきます!!」」

「あっ、ずるい真琴と華蓮!」

準備が終わった途端にがっつく真琴と華蓮。

…女の子なんだから、もうちょっとおしとやかにしなきゃダメじゃない…?(汗)

「華蓮ちゃん、俺に…あーんしてや…ぐはっ」

蘭は華蓮にあーんしてもらおうとして…左手で殴られてた。

…痛そ…今バキャッって音したし。(汗)

「…華夜、」

「ん?…んごっ!?」

呼ばれて横を向いたら、突っ込まれる箸と卵焼き。

ふわっと香る香ばしさと、甘さにこれは華月が作った卵焼きだな…なんて思う。

いつの間に作ったんだろ…

「…美味しい?」

「うん、美味しい。」

にこっと笑えば、華月も笑い返してくれた。

…ん?

何か視線が…

「「…」」

「…かわええ…」

ボソッ。

蘭の一言に、俺と華月の目つきが鋭くなる。

「「え?(黒笑)」」

蘭…今、俺達への禁句言わなかった?

怒っちゃうよ?

「…な、何も言ってへんで…」

「「そっか。」」

お弁当の方に視線を戻すと、既に半分なくなっていた。

「「はやっ!!?」」

「だって今日ご飯食べてないんだもの…」

「俺も寝坊して食べてない…」

「…俺は昨日から食ってへん…」

ちょっと!!!

皆、何でご飯食べてないの!?

朝ご飯とお昼ご飯は抜いちゃダメだよ!

「…だろうと思った。」

「「「「え?」」」」

華月はボソッと言うと、呆然としている俺達を放置して背負っていたリュックから箱を取り出した…

ん?

弁当箱…?

「足りなくなった場合を考えて、予備のお弁当を作っておいたんだよ。
偉いでしょ?」

ニッと笑う華月。

「準備ええなぁ、華月ちゃん…」

「すげー!!」

「流石ね…」

って言うか…

一体いつの間に…!?

「うん?華夜が寝てからだよ。」

そりゃあ気付かないわけだ。

…ん?

ちょっと待って、俺また…

「「「「うん、口に出て(よ)るよ(で)」」」」

…。

またかぁぁあああああ!!!



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