麗諒戦闇
お弁当…ねぇ…
「さて、真面目にどうしようかな…」
キッチンに立って考え込む。
「華夜ー、食器片付けたよー」
「うん、ありがと華月。」
事の始まりは、華蓮と真琴の帰り際の一言。
×××××
「…今夜はフレンチにしよう
かな…どう思う?華月。」
「フレンチかぁ…いいんじゃない?
デザートどうしよっか。」
帰り道に、華月と夕飯を決めている最中。
「「いいなぁ…私(俺)も食べたい!!」」
と、華蓮と真琴が声を揃えた。
「…でも、お互いの寮って入れないよね…」
残念ながら、男子の寮に女子は入れないし、女子の寮に男子は入れない。
「「うっ…そうだった…!!」」
落ち込む二人に、蘭から声が掛かる。
「華夜ちゃん達なら入れると思うで(バレないと思うし)。」
それは何か?
俺達が女顔で、身長が低いと言いたいのか?
「「心の声が駄々漏れなんだよッ!!」」
バキッ。
「ぐはぁっ!」
という訳で蘭は成敗。
「…そうだ、お弁当とかはどう?」
華月が思い付いたように言う。
「それなら大丈夫だね、昼休みに屋上に行けばいいし。」
確かにお弁当なら、学校で食べるから皆で食べられる。
「華夜!明日お弁当作ってきて!」
「俺も二人が作ったお弁当食べたい!」
「…うぅ…わかった…けど味は保証しないからね…(汗)」
「頑張れ華夜☆」
華月…手伝わないつもりだ…(泣)
×××××
って事があったんだけど…
何を作ろうか悩み中なんだよね…
うーん…
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