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小説
マドンナの狂怖! 11



そしてあっという間に放課後だぜ☆


ゴリ子が図書室へ向かったのは既に調査済みさ! (※ストーカー行為は犯罪です。真似は止めましょう)

ス…ストーカーじゃねいやい!;



「ウホッ…何の用エセサタン。」


うわ…目が冷たい…

いやいや!
ここはまずゴリ子の好む話で興味を引き付けるんだ!!


『えっと…ネロ?だっけ?何でそれが666と関係あんだ?』


やはりゴリ子は食いついてきた。
馬鹿め、罠とも知らず…くっくっくっ


「ウホホ!それは古来より様々に解釈されているけど…一番支持を得ている説は、皇帝ネロのギリシア語表記をヘブライ文字に置き換えて、これを数値化し、その和が666になると言われているのよ。ウホッ」


…何だかよく分からないが…


『そっかー』


俺の気の無い返事に、ゴリ子が怪しく口角を上げる


「ウホンッ!ねぇエセサタン。赤い竜って知ってる?」

赤い…りゅう?
ああ、なんだ。


『知ってるさそれくらい!』

「へぇ。以外ね」

『当たり前だ!赤いギャラドスの事だろ?』
「…………。」


あれ?違った?


「ゴリゴリ。」

そう言ってゴリ子は呆れたように頭を左右に振る


「赤い竜。英名は、Great red dragon that old serpent,called the Devil,and Satan というのよ」

発音がやけに良かったぞ。


「ヨハネの黙示録の12章及び13章に記される竜のことよ。英名にある通りエデンの園の蛇の化身であるのと同時に、サタンが竜となった姿であり、サタンの正体とも言える姿だと言われているわ」


えーと…最後の方しか分からなかったぞ…

適当に聞いておくか…


『サタン…か。どんな姿だったんだぁ?』

「火のような赤い大きな竜で、七つの頭と十本の角があって、その頭には七つの冠をかぶっていたそうよ…ウホホ」


…えー…火のような赤い大きな…ギャラドス?
ああ違う違う…ややこしいなぁ



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あきゅろす。
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