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小説
マドンナの狂怖! 8


「ウホッウホホ!“獣の数字”よ」

『獣の…数字ぃ?』


俺がそう言うと、ゴリ子は馬鹿にしたように笑った。

「そんな事も知らないのかしら?仮にもエセサタンと名乗っているくせに」


うぅ…
いや知ってるんだよ?
ただみんなが知らなそうだからぁー俺も知らないふりしてるだけだよ☆

…ほ、ホントだよ!;


「獣の数字というのは…“666”の事をいうの。ほら、ヨハネの黙示録の13章18節にあらわれる第二の獣に従うものに押された“666”という数字は数秘術ゲマトリアで“獣の数字”と呼ばれ、皇帝ネロを表すとよく言われてるじゃない。」


「…ですがそれでは数があわず、616であるという説もあるとされているはずですが…。」


え、ちょ…コイツら何の話をしてらっしゃあああぁああん!!!?;


「さすがメガネちゃんね。でも残念だわ。ウホッ!説明は省くけど、“666”だと支持する有力な根拠があるのよ。それに比べ“616”には積極的根拠は乏しく、それを支持する研究者もごく一部にしか留まらない…。」


「くっ…ですが、それが何だと言うのですか?それとクラスの呪いは関係ありませんよ!?」

「ウホホホホホホホホホホ!!ここからが本題よ。まず、ここは何年何組?」


…え?
なんでそんなことを…


『1年8組…だよな?』

「はい。…それが何です?」


「ウッホホ…“666”は古代より不吉な数字として語られているわ。では、その6を3つ足したら…何になるかしら?」


そんなの考えるまでもないぜぃえぃえぃ!!


『12で「18です。」

しまっつらったぁああああッ!!;


「ウホッそうよ。だから18という数字も不吉とされているのだわ!そして私達のクラスは1-8…18…どういう意味か分かるかしら…ウホホ」


『ふ…不吉だぁあ!!』
「落ち着いて下さい磯野くん。」


メガネがゴリ子へ向き直る

「ですが、だから何だと言うのですか?たかが脅しでみんなを怖がらせないで下さい!!」


「分かってない…分かってないなぁメガネちゃんも。“666”や“18”の数字でメディアを操る裏の組織ってのがあるらしいわよ…ウホホ」


な…何をおっしゃっているのですかゴリ子様は…?

俺には話が難しすぎて分からな…
じゃなくて!!

たかだか愚民の戯言。気にはしてられぬぁああぁぁあああ!!!!


「本当に愚民の戯言かどうか思い知らせてやるわ。」


ひぃい!;



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あきゅろす。
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